筋ジストロフィー(PMD)
PMD
当院の長い治療経験の中でも
筋ジストロフィーのお子様は多く来院されてきました。
少しずつ進行しているが、お医者様から進行が遅れている、少し体力がついている、など診断され、中には進行が治まっているのではと…親御様からも喜びのお声をいただいています。
元気な笑顔で来院される子供たちに、私たちも精一杯笑顔で対応し、全力で治療を頑張っています。
筋ジストロフィーの特徴
さまざまなタイプの遺伝型の病態である事が特徴で、全身の筋肉萎縮とそれに伴う筋力低下を示す病気で、筋肉の生検(患部の一部を切り取って顕微鏡などで調べる検査)によりジストロフィーの変化を認める遺伝疾患であります。デュシェンヌ型筋ジストロフィーとベッカー型筋ジストロフィーがあります。日本で報告された福山型筋ジストロフィーは生後数ヶ月以内に発病します。常染色体劣性の遺伝形式をとります。
いずれも少しずつ進行しやすい病気です。
筋ジストロフィーについて
筋ジストロフィーとは骨格筋の 壊死 ・再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称であり、
筋ジストロフィーの約2/3の患者さんは両親の異常な遺伝子を受け継ぐことで発症します。
残りの1/3の患者さんでは両親の遺伝子は正常で、突然変異により遺伝子の異常が発生し筋ジストロフィーを発病します。
また日本で報告された福山型は生後数か月で発病し遺伝形式でも常染色体劣勢遺伝の形式です。
いずれも筋肉の生検から遺伝子に変異が認められると、タンパク質の機能が障害されるため、細胞の正常な機能を維持できなくなり、筋肉の 変性 壊死 が生じます。
その結果筋萎縮や脂肪・ 線維化 が生じ、筋力が低下し運動機能など各機能障害をもたらします。
筋ジストロフィーの分類
筋ジストロフィーは、いろいろな病型があります。大部分はデュシェンヌ型です。
◎デュシェンヌ型筋ジストロフィー ……ほとんどの筋ジストロフィーはこの病型。
◎ベッカー型筋ジストロフィー ……デュシェンヌ型と比べて症状の発現が遅くなります。
◎福山型筋ジストロフィー ……出生後すぐに症状が出現し、精神発達障害、ケイレンを合併します。
◎肢帯型筋ジストロフィー ……腰殿部から発症し、上肢、下肢に進行する。多数の遺伝子異常が報告されています。
新脳針はこのような症状に向き合います!
筋ジストロフィーの原因
筋ジストロフィーの約2/3の患者さんは両親の異常な遺伝子を受け継ぐことで発症します。残りの1/3の患者さんでは両親の遺伝子は正常で、突然変異により遺伝子の異常が発生し筋ジストロフィーを発病します。
筋ジストロフィーの症状
骨格筋障害による運動機能障害は筋力低下や変形が主でありますが、拘縮(関節が硬くなって可動域が狭くなる)など様々な機能障害・合併症が見られます。
骨格筋の障害は、運動機能障害以外にも呼吸機能の低下、心不全、不整脈、咀嚼、嚥下、誤嚥 、構音機能の低下、眼瞼下垂・眼球運動の障害や表情の乏しさ等を引き起こします。
当院で筋ジストロフィーの施術
筋ジストロフィーは難しい病気であり西洋医学では不治の病と言われています。
しかし絶望する必要は全くないのです。
難しい状況にあるかもしれませんが、家族の支援があり、子供の前向きで生きる気力がで進行を遅らせたり、改善できる可能性はたくさんあります。
そして、新脳針は脳の運動区を中心に身体各所の筋肉へ刺鍼し0.7mmアンペアの微弱電流を流します。確率共振反応から運動生理学理論に基づき身体へメッセンジャー物質が飛び交い、臓器同士の会話が活発となれば良い改善が得られています。
お一人ひとりの身体状態に合わせ、ジストロフィーのタイプに応じて施術を行っています。そしてリセプター療法、動作改善法、指頭感覚法など新脳針に加える事によって筋ジストロフィーに伴う症状進行を少しでも抑えられている症例はたくさんあります。
そして治療の継続と食生活など栄養指導や運動など生活習慣を見直し、
漢方薬や健康食品と食事療法など組み合わせていただければ、きっと改善するのです。