院長コラム

Director's Blog

NO.12 脳の構造と新脳針(~確率共振反応について~)

こんにちは、

12月に入り師走…まもなく冬の訪れが本格的な季節となりましたね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

先日野崎観音 慈眼寺へ行ってきました…
紅葉もあと少し…もみじがとても綺麗でした。

冷え込む毎朝…、愛犬チャチャとの散歩
お布団から出るのが辛くなってきました…
住道駅前末広公園の落葉がとてもきれいです。

さて、今回は新脳針が脳に影響する『確率共振』について、
東京大学大学院 教育学研究科 山本義春教授の論文をご紹介、
新脳針の日常の臨床例を元にお話ししたいと思います。

確率共振とは、微弱な電気信号の入力に対する非線形系の対応がノイズによって増強されるという現象であります。
山本教授のグループは、ヒトを含めた生物の脳・身体な常に神経系が活動し電気が作動していて、その様な環境の中で、脳・神経系が如何にして生命活動を維持しているかで、この確率共振現象が働いているとして挙げられるとしています。
そして、ヒトの生体機能が「確率共振」によって向上したとして、
その基礎研究と応用的な臨床経験についての研究が進められています。

【自律神経への影響】
ヒトの血圧調整機能から、心拍圧受容器、頸動脈受容器など遠心性交感神経調整機能が向上するという現象。
特に延髄より上位の高次脳などの臨床応用としてそのメカニズムを研究されています。

 

【東京大学大学院 …経皮前庭電気電気刺激法】…※ゆらぎによってヒトの脳を活性化する「協調と制御」より引用
微弱な電気入力信号に対する非線形系の応答が、ノイズによって増強されるという、確率共振(stochastic resonance : SR) の研究が注目を集めています。

新脳針は頭皮に針を打ち0.7mAの超微弱電流を注入致します。
経皮的な電気刺激によるノイズ、雑音、振動、響き、などから心拍数の調整、自律神経疾患、パーキンソン病(PD)、脊髄小脳変性症(SCD)、多系統萎縮症MSA、てんかん波の乱れと発作、ジストニアによる不随意運動など体動に関して改善が見られる患者様が多くいらっしゃいます。

新脳針…パーキンソン(PD)やジストニアなどの患者様には前頭葉(額)への刺激を強調。

 

 

 

 

 

 

 

てんかんなど脳波の乱には頭部全体へ通電

 

脊髄小脳変性症(SCD)・多系統萎縮症(MSA)には前庭神経
(後頭部・耳介の後ろ)
回転や平衡感覚・あらゆる運動動作への持続的動作の増大を期待します。

当院が使用しているパルスジェネレーションは伊藤超短波(株)Nー401機器で、
治療を受けている患者様からは、一定したリズムでまろやかなノイズと心地よい振動が伝わると評価が高いです。

新脳針はヒトの脳における『確率共振』現象により、脳機能活性化から各病気に対して機能の向上を目指しています。
そして何より身体に対して安全・安心な医療である事、より自然な状態で自ら備えている治癒力を高める事を目指していす。

新脳針はやさしい東洋医学なのです。
今年最後の”院長コラム”…「ちょっと診ましょう」
また来年も良い年となるよう皆様お元気にクリスマス&お正月を過ごしてくださいね。