院長コラム

Director's Blog

NO.14 脳の構造と新脳針(~ハイキングが脳に与える影響~)

ちょっと診ましょう
NO.14 脳の構造と新脳針

今年の冬は寒かったですね~
ようやく3月に入り気候も穏やかに春めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日宿泊集中治療でお越しのGちゃん家族と大阪府最高峰の金剛山へ雪山登山に行ってきました。
インスタでも簡単にご紹介をしていますが、

Gちゃんは発達障がいのお子様、銀座鍼灸院で治療を継続しています。
治療中にいつも私の登山体験談をお話し、山から得る脳への影響(よい効果)をお伝えしてきました。

そのような関係でGちゃんの成長を促すことを期待し、昨年からご両親もハイキングを始められました。

今回は金剛山の雪山へご案内させていただいた内容と合わせて、山登り(ハイキング・トレッキング・登山)と脳のしくみについてお話ししたいと思います。

(今回は直接、新脳針とは関連が薄いかもしれません)

 

 

(10:00スタート 気合が入ります!)

 

 

(アイゼンをつけて登山…金剛山ツヅジオ谷コース)

(とてもきれいな氷瀑の前で)

私は身体を動かす事が大好きで、よくスポーツをよくします。
特にアウトドアスポーツが大好きで、NO13でもご紹介した通り学生時代はスキー部に所属していました。
この仕事に付き、さまざまな競技をスポーツトレーナーとして活動してきましたが、
トレーナーの業務はもちろん身体のしくみを理解し、動きやすい身体つくりや怪我を予防するための筋力アップ~リカバリー能力など、
さまざまな要素を考慮した指導しなければなりません。
科学的根拠に基づいたトレーニングから昔ながらの根性論でのトレーニング、そして私の経験上得た感覚やひらめき、
身近な用具を取り入れ工夫を兼ねそろえたトレーニングなどいろいろです。

しかし、ハイキングでは、あまり難しく考える必要がありません、最低限の山用の靴や服装を整え、正しい姿勢で歩かなければなど、難しいことは考えなくていいんです。森に入ったらただただ五感を意識し、無理なく坂道に対して登ろうと言う意識を前に向け、そして香り、音、土や木に触れる感覚などを大切にしていれば自然と良い栄気を養うのです。

(Gちゃんがんばりました! 金剛山山頂 1125メートル登頂!)

 

※山の中での健康を意識した活動は下記の用語に加え、森林セラピーや森林浴とも言われています。

〇ハイキング…家族で手軽に楽しめる、低い里山などの山登り

〇トレッキング…スポーツを意識し、身体に負荷をかける山登り、特に山頂にこだわらず縦走もあり

〇登山…専門の装備(ストック・ピッケル・アイゼンなど)山頂を目指すスポーツ

いずれにしても五感を使って脳を活性化することに違いはありません。

 

(2021年11月 奈良県弥山登山の途中…落ち葉の上で寝転ぶと最高に気持ちがいい!)

 

Ⅰ 身体に与える影響

☆体力効果。

腰痛・肩こりなどの体のコリの改善や、坂道を上るため筋力アップになります。
登りと降りと使う筋力が鍛えられる

☆有酸素効果

一定のリズムでの呼吸は

有酸素運動によるシェイプアップ効果が期待できます。
(ハイキングは有酸素運動です)
脂肪燃焼効果があるといわれている有酸素運動ですが、歩き始めて5分~20分以内の場合は、
血液中の脂肪が燃焼されますが、20分以上続けることで、内臓脂肪・皮下脂肪ともに脂肪が燃焼することが出来ます

☆リラックスやストレス解消
交感神経の興奮を抑え自律神経を安定させます。
身体に新鮮な空気(酸素)が入ると酸素が豊富な血流が促進されると、森林のリラックス効果で、疲れた心を落ち着かせます。

☆フィトンチッド効果
森林に入り、木々が発散しているフィトンチッド
※1を含む香りを吸収することで、リラックスしていることの指標となる副交感神経が優位になり、血圧や脈拍が低下するほか、ストレスを感じた時に副腎皮質から分泌される「コルチゾール」の濃度(唾液中のストレスホルモン)が下がることがわかっています。また、フィトンチッドの吸収と森林浴によるリラックス効果により、

※フィトンチッド:樹木などが発散する化学物質の総称で、フィトンは「植物」、チッドは「他の生物を殺す能力を有している」ことを意味する。
植物は根を張ると、虫が来て葉をかじられても逃げることができない。そこで、害虫が嫌う物質を出して自らの身を守っている。この物質が、人間の身体には良い効果をもたらす。

☆免疫効果
フィトンチッドの吸収とリラックスすることで、ナチュラルキラー(NK)細胞
が活性化され、がんやウイルス等に対する抵抗力が増すといわれています。

※ ナチュラルキラー細胞(NK細胞):がん細胞やウイルス感染細胞等を見つけ攻撃するリンパ球。血液中に存在するリンパ球の10〜30%を占める。
生まれながらに備わっている身体の防衛機構である自然免疫に重要な役割を担うと考えられている。

 

Ⅱ 脳に与える影響

☆脳波への影響
脳波を代表するα波は精神を安定させ、爽やかな気分にしてくれます。
また、やる気が出て前向きな意欲がわいてきます。

☆ホルモン代謝
ストレスホルモンの減少
ハイキングなどの有酸素運動を行うことで、認知機能が向上する可能性があります。
最近の研究では、有酸素運動によって、記憶に関わる機能を持つ「海馬」の萎縮が抑えられることが分かりました。
脳が「楽しさ」を感じたときに分泌されるドーパミンやセロトニンは、記憶力を向上させ、認知機能を活性化させることで知られています。

☆神経ネットワーク
新しい趣味を楽しむことも、脳の活性化につながります。
どこの山に行こうか?、リュックに何を入れるか?、お昼ごはんは?、ハイキングの行程は?… など計画を立てることが脳の各エリアを使い神経ネットワークが広がります。
だからワクワクしながら準備することが大切です。

また仲間と出かける場合など人と会話をしている時、私たちの脳はフル回転しています。言葉や仕草から、相手の気持ちを理解し、共感することで、コミュニケーション力や認知力を高めることができるでしょう。

☆五感による癒し効果
森林の中を歩くと、気持ちが晴れやかになり、空気のおいしさを感じますよね。
鳥のさえずり、そよ風の音、土のにおいなど、自然を五感で楽しむことで、自律神経を整えることができます。
ハイキングの1番のメリットは、老若男女問わず気軽に始められることです。
そしてペットを飼っている人は一緒に出掛けるのも楽しいですよ。

・見る…森の緑は目に優しくリラックスする効果があります。

・触る…木・葉・土・水・を触りましょう自然のエネルギーが伝わります。

・味わう…まず産地の水を飲み産地野菜や郷土料理を食べましょう

・聴く…川のせせらぎ、風の音、落ち葉を踏む音、鳥のささやき、虫の鳴き声がすべて森の声なのです。

・嗅ぐ…花の香、葉っぱの匂い、木の匂い、土の匂い、動物の匂い、自然な香りは山でしか嗅げません

 

(時々愛犬 チャチャともハイキングにでかけます…)
(上:奈良県天川村御手洗渓谷トレッキング 下:大阪柏原市・高尾山ハイキング)

 

これからも、山登りの研究は、脳機能、神経機能、免疫機能、ストレス関連物質など生理的効果がこれからも研究されていくでしょう。
森林浴や森林セラピー、登山医学、さまざまな地域で心と体の健康つくりや疾病予防など取り組みされています。

特に発達障がいのお子様にはおすすめです。
五感をフルに使う運動は何より成長の土台作り、簡単明瞭、楽しく家族で近くの山をハイキングすることをお勧めいたします。

 

 

(2020年10月26日 チャチャと金剛山登頂)

 

♬宿泊集中治療…休みの日を利用してハイキングに出かけませんか~♬

発達障がいのお子様におすすめ……新脳針と3つのプログラムを受けて、更に森林セラピーロードを歩けば、脳内の神経ネットワークは広がる可能性大です!

 

当院から近隣の山では六甲山系、箕面国立公園、金剛生駒山系があります。
特に野崎観音から登る飯盛山ハイキングコース(森林セラピーロード)は当院から歩いて出発することもできるのです。

また、国の城跡にも認定された飯盛城跡の散策もかねて、是非、宿泊集中治療へお越しの際、休みの時間を利用して出かけてみるのもいかがでしょうか(^^♪

 

大東市と飯盛山ハイキングのご案内

https://www.city.daito.lg.jp/site/history/2761.html

https://www.city.daito.lg.jp/site/miryoku/