京子の部屋へようこそ

Kyoko's Blog

介護日記②

私の父は82歳です。

母は19年前に亡くなり、近所の方の助けを借りながら一人で暮らしていましたが

2017年に脊柱管狭窄症の手術をし、2020年80歳を機に運転免許を返納してから一人で

出かけることが減り、気持ちも一気に落ちてしまい一人では不安だという言葉が度々出るように

なり、去年から兄が同居を始めました。

運転を辞めないと言っていた時は「頑固な父をどう説得したらよいのだろうか」と悩んでいまし

たが、今ではあの頃の父が懐かしいくらい穏やかになってきました。

患者様でも病気になってご家族が心配して免許を返納した方を何人か見てきましたが、男性の場

合は皆さん気力を落とされていましたが私の父も同じでした。

かと言って80歳を過ぎて運転している方のご家族は心配ですよね。

高齢者の運転免許を返納するタイミングはご本人とご家族でしっかりと話し合うことが大切です

ね。

 

月に1回の銀座の日曜診療の帰りに埼玉県熊谷市に住む父の様子を見に行っています。

父も私に会うことを楽しみにしているようで、私が帰ると元気になると兄から言われます。

コロナの感染の事も心配ですが、実家へ移動する以外は家族以外の人との接触は避けていますの

でご了承ください。

私がコロナの感染対策で大切と思い実践していることは、食事と睡眠をしっかりと取ること、

ストレスをためないで気の流れを良くすることが血液の流れを良くして免疫力を高める事と思

っています。

 

 

実家に行くと、母が良く作っていた父の好きなもの(きんぴらごぼう、ひじき煮、切り干し大根の煮物、焼きおにぎり)を作ってきます。

食べる量は昔より減りましたが、好き嫌いなくなんでも美味しく食べてくれます。

 

「京子の部屋へようこそ」では、時々父の介護を通して介護をする側の気持ちになってこのコ

ラム書いてみたいと思います。

 

副院長 前田京子