京子の部屋へようこそ

Kyoko's Blog

3. お父さんとお母さんの愛情があれば、どんな障がいもきっと乗り越えられる!

 

長崎にお住いのKちゃん(現在6歳)は、ママが妊娠5か月の時、羊水検査を受けたことがきっかけで感染症になり、緊急帝王切開によって520グラムという低体重で生まれました。

 

その後のKちゃんの診断名は「重度のPVL」「ウエスト症候群」でした。

当院に初診で来てくれたのは、今から2年半前のH26年6月、Kちゃんは3歳半でした。

この3年半の間に何度もの入退院を繰り返し、それでも良くなる兆しがなかなか見えない中、Kちゃんのお母さんが何か他に良い方法はないかとインターネットで検索を繰り返し、そして当院を探して下さいました。

3歳半のときのKちゃんはまだ首も座っておらず、ウエスト症候群によるてんかん発作、食事は胃ろう、気道が狭く呼吸が浅い、眠りも浅いなどのたくさんの症状を持っていました。

当院にそれまでに来院された低体重児のお子様の中でも、520グラムだったKちゃんは最も小さく生まれたお子様でした。 

お子様の宿泊治療の場合、滞在している1週間のうちに何らかの変化がみられることが多いのですが、睡眠障害のあるKちゃんの場合は、良い変化を出すのは難しいと思いました。ところが治療を開始すると、初日の晩から「今までで1番よく眠れた」とのことでした。その後も宿泊治療中、毎日朝まで続けて眠ることが出来ました。

睡眠は大人でも大切ですが、お子様の成長にとっては特に大切ですので、その意味で初回の宿泊治療は成功だったと思いました。

また当院での治療以外にも、家に帰ってからもできること、Kちゃんのためにすぐに始められることは何かと考えた時、絵本の読み聞かせが良いのではないかと思いました。

そこで当院専属の読み聞かせの先生である高橋先生に来ていただき、絵本の素晴らしさをお伝えしたところ、ご両親はそれから毎日絵本の読み聞かせをされるようになりました。 

その後もお母さんだけでなくお父さんやお兄ちゃんも一緒に宿泊治療にきてくれて、いつもみんなに見守られているKちゃんでした。

 

↑ ↑ Kちゃんは4人兄弟の末っ子です ↑ ↑

初診から2年の間に5回の宿泊治療に来てくれたあとは、家の方でのリハビリ、療育園等で頑張ってくれていました。 

先日私は娘と長崎に旅行しました。Kちゃんを思い出しお電話をすると、嬉しいことに長崎で再開することが出来ました。

当時10キロなかった体重も13キロになり、首のすわりも、完全ではありませんが良くなり、歩行の練習も頑張っているとのことでした。そして何よりも感情表現が豊かになり「おこだてませんように」(←感動的な絵本です)を読むと決まって泣いてしまう場面があるとのことでした。これはお母さんとお父さんの、Kちゃんへの愛情の賜物と感じました。Kちゃんの何とも言えない幸せそうな笑顔を見ることができ、私もとても幸せな気持ちになりました。 

↑ ↑ 大浦天主堂 ↑ ↑

 

↑ ↑ 眼鏡橋 ↑ ↑

子供はお父さん、お母さんを喜ばせようと思って一生懸命頑張っています。

お父さん、お母さんはその気持ちをしっかりと受けとめて、たっぷりの愛情を注いでほしいと思います。お父さんとお母さんの愛情があれば、どんな障害もきっと乗り越えて子供は成長できる!と確信しています。

長崎から帰ってきて、Kちゃんのママから頂いたメールをそのまま下記にご紹介させて頂きます。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  

 (以下Kちゃんのお母様より)

凄くて重たい思いを抱えたまま、前田鍼灸に足を踏み入れ、この重たい思いをどう受け止められるかと言う不安を抱きつつ・・・院長先生と京子先生を筆頭に他の先生方も、120%こちらの思いを受け止めてくれ、一瞬にして不安と重たい鉛の様なものが吹き飛んだことが思い出されます。

あたしの母としての思いは、他からみれば過剰と取られてもおかしくないほどのものであったのに対し、その鉛のような思いを正面から皆さん受け止めてくださり、

それどころか、あつい希望を投げ返してくださいました。

院長先生の常に前向きで、あつい思いと、希望は、私達障害をもつ親にとっては、何よりも元気と、勇気をもらいました。


京子先生の、いつも明るく穏やかな優しさは、母性愛を感じ、違う土地での不安な気持ちを、安らぎに変えてくださいます。


ヤマダ先生の施術中の鋭い眼差しと、慧をみる優しい(優しい)眼差しは、この先生なら大丈夫という、絶対的ななにかを感じさせるものがありました。


本人もやはりそれはとても感じてるもので、大阪でのリセプターでの効果は

針治療プラス先生方の希望と勇気が本人に伝わり、その事で母の気も上がり
より一層効果へと繋がります。

大阪へいくと、ずっとここにいたいと毎回思ってました。

帰るときは先生方の勇気、元気、陽気という、3つの気を処方してもらい帰ってます。

ホントに、前田鍼灸接骨院の先生方とのご縁に感謝してます。