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夏の始まりと東京オリパラ

蝉の声が聞こえだしたと思ったら、近くの枝で抜け殻を発見しました。

神先です。

 

 

梅雨明けも少しづつ発表され、待ちに待った?オリ・パラも、もうすぐ開催ですね。

本格的な夏を前に、今回取り上げるお野菜は・・・

 

『ゴーヤー(苦瓜)』

 

をご紹介します。

 

ゴーヤー(苦瓜)と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか?

私は「ニガウリマン」を思い出してしまいます。

そう、アンパンマンに出てくるキャラクターです。

ギターから苦瓜を飛ばしてバイキンマンをやっつけます。

にがうりまん に対する画像結果

 

 

さて、ゴーヤー(苦瓜)の主な栄養素は

ビタミンC、β-カロテン、カリウム、葉酸、食物繊維、などがあります。

緑が濃いイメージですが、緑黄色野菜ではなく淡色野菜なんです。

 

中でも、ゴーヤーに含まれるビタミンCの量は100gあたり、76mgと非常に多く、

キャベツの1.9倍、トマトの5.0倍、キュウリの5.4倍、レタスの15.2倍もの量です。

ビタミンCはコラーゲン生成に必要で、肌の健康作りに欠かせない働きがあります。

不足すると、倦怠感や疲労感の原因になることもあります。

ゴーヤの旬である夏は紫外線の多い時季でもあり、

ビタミンCが不足しないようしっかりと補いましょう

ビタミンCを多く含むといわれるキウイでさえ69mgですから、

ビタミンCを取るなら夏はゴーヤーで決まりですね。

通常加熱すると壊れやすいのですが、ゴーヤーは炒めても壊れにくいようです。

ゴーヤーチャンプルーなんていかがでしょうか?

 

ゴーヤー独特の苦味。

あの苦味成分は「モモルデシン」という成分で、これがとても身体にいいんです!

まず胃腸の粘膜を保護したり食欲を増進する効果があります。

また、神経に働きかけて、気持ちを「シャキッ!」とさせる効果もあると言われています。

暑さでだれてしまいがちな時にもってこいの野菜ですね。

 

ただし、食べ過ぎには注意です!!

食べ過ぎることで胃痛や下痢、腹痛などの消化器症状が現れることがあります。

前述した「モモルデシン」という栄養素は過剰に摂取すると、

胃液が分泌されすぎてしまうため胃に負担がかかってしまいます。

胃腸が弱い人はゴーヤを控えめにするなど、自分の体質や体調に合わせて調節しましょう。

 

ちなみに、ゴーヤの果肉よりも、

種」と「わた」のほうが3倍もの栄養素が含まれているんです。

下処理で捨ててしまわず、

そのまま輪切りにして天ぷらにしたり、

種は加熱することでポリポリとした食感が味わえたり、

わたの部分は味噌汁やスープの具材として使うのがおすすめだそうです。

栄養成分を残さず摂るために、私も一度「種」と「わた」も食べてみようと思いました。

 

東洋医学的には、

清暑熱・・・夏の暑気あたりを解消する

解毒消腫・・・毒を解消し、腫物を収める

清肝火・・・肝の異常な熱を収める

明目(種)・・・目の充血を解消する

補腎清肝(種)・・・腎の機能を良くして、インポテンツを回復する

 

炎症を回復する作用・・・ゴーヤの脂質蛋白は免疫作用のある貪欲細胞であるマクロファージを活性し、免疫力を高めて炎症を収める

血圧降下作用・・・ゴーヤの汁は降血圧薬として臨床にも応用され、その有効率は80%にも達している。また、血糖値の降下作用もあるとの報告がある。

 

ゴーヤーは「寒性」の食べ物で気を下す効果があり、

体にこもった熱を収めてくれるため熱っぽい「肝陽亢盛」の方には適した野菜です。

夏バテの解消に効果的です。

ただし、「気血両虚」や「気滞うっ血」「陽虚」「小児」の方は控えめにしましょう。

 

今年も暑い夏になりそうですが、

オリンピックの応援にも、「心は熱く、行動はクールに!」

日々の生活で、『頭寒足熱』を心がけましょう