- 京子の部屋へようこそ
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1. 京子の部屋へようこそ。コラム始めました!
今年は院長と結婚して25周年になります。
埼玉県熊谷市の五家宝屋の娘として生まれた私が、院長と出会い、鍼灸師の免許を取り、たくさんの患者様と出会ったことで感じてきたことを、私の言葉でお伝えしていきたいと思いコラムを書くことにしました。このコラムを読んで下さった方の小さなお力になれますように・・・
一昨年の10月に初診で来院された3歳9か月のH君。
2か月半の時、気管切開をしたもののその他の発達は正常でした。
1歳9か月の時、外出中に突然心肺停止となり命はとりとめたものの低酸素脳症となり四肢麻痺、意識障害、下肢過伸展などの症状があり来院されました。
最初にH君を見たときの私の第一印象は、表情もなく下肢の過伸展がきつくX脚になっていたのでこの子何がしてあげられるのかと不安をいだいた事をを覚えています。
そんなH君をみて院長はびっくりすることなく「H君の笑顔が見られるように一緒にがんばりましょう」と言った事で「前田針灸接骨院で頑張ってみよう」と思ったと後からお母さんにお聞きしました。
あれから1年3か月が経ちました。体の緊張は少しずつ取れてきて、身体で意思を表現出来たり、呼吸がし易くなってきている変化をご家族は喜んでくださっています。私がH君と接するのはH君が大きなバギーで院内に入ってきた時と、針治療後に小児はりを使ってのマッサージの時です。H君は7年間の不妊治療の末に授かった大切なお子さんでした。H君が生まれなかったことを思うと障害があっても今の方が幸せだとママは言っています。本当に素晴らしい家庭に生まれてきたと胸が熱くなる思いです。パパも平日は仕事で忙しくしていますが休日にはH君のお世話を全面的に協力してくれて、治療の際には院長とパパとの絶妙なコンビでリセプター療法(前田針灸独自の運動療法)にも参加してくれます。その風景を嬉しそうに見守りながら、「同居しているおじいちゃん、おばあちゃんに見せたい」と一生懸命写真を撮っているママ。本当にご家族の協力体制には頭が下がります。たとえ障害があったとしてもあたたかい家族の気持ちがあればH君は必ず幸せになると信じています。
当院の治療を始めてから2回目のお正月が過ぎました。この2年間の家族の年賀状にはなぜか院長も写っています。その写真を見ると院長もH君の家族の一員となっていること、患者様にこんなに信頼していただいているのだと、とても嬉しくなります。
平成28年年賀状 平成29年年賀状こうして、私たちの治療院に来て下さる患者様は皆家族と思って毎日治療に励んでいます。それは会長先生からの教えであり、私達だけでなくスタッフも皆同じ気持ちで患者様を家族と思っています。もちろんスタッフも家族です。
私たちの治療院にお越しくださった方全てをスタッフ全員であたたかくお迎えし、皆様が心身ともに健康になりますようにお祈りいたしております。前田京子
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