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冬の養生について
去年はコラムが1度も書けずに過ぎてしまいました。
今年は季節に合わせた食養生について書いていきたいと思います。
暦の上での冬とは、立冬(11月初旬)から立春(2月初旬)までを言います。冬は1年中で1番寒い時期であり、日照時間も短く自然界の陽気が減少する時期です。身体の新陳代謝が悪くなり血行障害、肌荒れ、神経痛、関節痛が起こりやすくなります。
そんな冬の時期の養生法は、動植物が活動を停止するように、私達人間は夜は早く寝るように心がけ、朝は必ず日光を待ってから起きると良いとされ、睡眠時間をたっぷりと取るように心がけましょう。また、気を外に逃がさないように内に潜ませて貯めておくことが春の到来に大切になります。
食養生では、鹹味(かんみ)=海のしおからい味、黒い食べ物を摂ることが大切と言われています。
鹹味の食材とは、魚介類(牡蠣、あわび、あさり、いか、たこ、カニ、エビ、鮭、ぶり、貝類)、海藻類(わかめ、昆布、ヒジキ、めかぶ、のり、もずく)などがあります。
黒い食べ物では、ひじき、昆布、わかめ、などの海藻類、黒豆、黒ゴマ、黒米、黒きくらげ、黒砂糖などがあります。
また調理法としては、コトコトと煮込む、揚げる、オーブン料理など火を通す料理が体を温めます。生もの、体を冷やすものは避けましょう。
昨日は大寒で1年で1番寒い日と言われていますが、今年は例年に比べて暖かな日でしたが、これからしばらくは寒い冬が続きますので皆様ご自愛ください。
今年の立春は2月4日ですから、次回は春の養生について書いていきたいと思います。
冬の四季薬膳料理(日本四季大学)▼
・りんごと白菜の和え物
・にんじんの塩麹炒め
・かぼちゃと黒豆の煮物
・牡蠣の黒米雑炊
・山芋と海老の和風スコップコロッケ
・黒ゴマ汁粉
参考文献 日本四季大学 四季薬膳基礎教本
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