- 京子の部屋へようこそ
-
熊本県から多系統萎縮症(MSA)の宿泊集中施術でお越しのMさん(60代・女性)
熊本県から多系統萎縮症(MSA)と診断されたMさん(60代・女性)が娘さんと3泊4日の宿泊集中施術にお越しくださいました。
初診時の症状は
・話しにくさ
・身体のこわばり
・起立性低血圧
・便秘
・身体の冷え
・不眠
を訴えていらっしゃいました。
新脳針療法+プログラムメニューはリセプター療法、動作改善法、指頭感覚法の3つを受けていただきました。
新脳針療法では頭部の刺針により脳の興奮を抑えたり、身体のツボを使って自律神経を整えて睡眠が良くなるようにしたり、便秘の改善を目標としました。
たかが便秘と侮ってはいけません。便がすっきり出るという事は、腸の働きが正常という証なのです。免疫は腸で作られますので腸の働きを高める事はとても大事です。
プログラムメニューではリセプター療法では、立ち上がりの練習を第一目標としました。動作改善法では下肢の緊張を緩めるためにハイボルテージを使って緩めたり、すり足になるのもハイボルテージで足首が上がるように刺激をしました。すり足は転倒の原因になりますので足首が上がることはとても大切なのです。
指頭感覚法では首肩・股関節・腹筋群・腸腰筋・下肢後面筋肉の緊張をとり身体を動きやすくすることを目標としました。
今回は3泊4日の宿泊集中施術でしたが、
・立ち上がりがとてもスムースになり車椅子への移乗が早くなった
・会話が聞き取りやすくなった
・夜ぐっすり眠れるようになった
・介助しながらでも歩けた
などの変化が見られました。
今回は県外に住む娘さんが、子供さんを熊本の親戚に預けて新幹線で来てくださいました。最終日前日には、大阪に住む娘さんのお友達も来て、皆で楽しくお酒を飲まれたとお聞きしました。そんな再会も思い切って宿泊集中施術に来たから出来たのだと娘さんもMさんも喜ばれていました。
Mさんは病気になる前は何でも自分でやる方でしたので、お手伝いを必要とする現状が受け入れられていないとのことでした。
そんな方は非常に多いです。
お手伝いがないと出来ない→お手伝いがあれば出来る!!
病気にならなかったらお母さんと二人で子供を預けて旅行(治療ですが)は出来なかった
と目の前の現状をプラスの言葉に変換してみて下さい。
脳は必ず喜びます。
「これも出来ない、あれも出来ない」と今まで出来た方ほど思いが強くなりますが
それは脳にとって1番委縮させる言葉なのです。「出来なくなってきてもま~いいか!と思える方ほど進行は遅く、進行が早い方はその逆です。
大人の宿泊集中施術ではそのように病気の捉え方をお伝えしてご理解いただくところが第一ステップと思います。
Mさんは第一ステップを見事にクリアーされました!!
そのステップは普段の生活に戻るとまた「出来ない、出来ない」と元に戻りやすいので、戻らないうちに是非また宿泊集中施術にお越しいただいてご自身の出来る事を一緒に増やして行きたいと思います。
お待ちしています。
前田京子
京子の部屋へようこそ
- HOME >
- 京子の部屋へようこそ >
- 熊本県から多系統萎縮症(MSA)の宿泊集中施術でお越しのMさん(60代・女性)