院長コラム『ちょっと診ましょう』

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院長コラム

【神経機能に着目した新しいアプローチ】

こんにちは…
院長 前田為康です。
桜のつぼみがほころび始め、街の景色にも春の彩りが感じられるようになってきました。
やわらかな風に包まれながら、今日も院長コラムをお届けします。
今回は脳科学的に進化した新脳針についてお話します。
【神経機能に着目した新しい新脳針とは】


難病など難治性の神経疾患に対して、なぜ神経へのアプローチが必要とされているのか?

ジストニアなどの不随運動脊髄小脳変性症(SCD)多系統萎縮症(MSA)、パーキンソン病(PD)、てんかん、そして子供では脳室周囲白質軟化症(PVL)、てんかん、発達障がいなど…
神経疾患では、運動障害、姿勢異常、ふらつき、自律神経症状、精神障がいなど、
多様な機能障がいがみられます。

これらの症状は、単なる筋肉や関節の問題ではなく、
中枢神経および神経ネットワークの機能変化が深く関与していると考えられています。

人体の運動、感覚、内臓機能は、
すべて神経系によって統合・調整されており、
神経伝達および神経伝達物質による情報のやり取りによって成り立っています。

近年では、明確な構造的損傷だけでなく、
神経ネットワークの機能的な低下や伝達効率の変化が、
症状の一因となる可能性も指摘されています。

こうした背景に対してアプローチするのが、
『新脳針療法』です。

新脳針療法では、頭皮に対して約0.7mA程度の超微弱電流を用いた刺激を行い、
神経系に対して穏やかな入力を与えます。

この刺激は、生体における微小ノイズが神経応答を高める現象である
「確率共鳴(stochastic resonance)」の考え方を応用したものであり、
神経ネットワークの反応性や同期性に影響を与える可能性が示唆されています。

その結果、脳内ネットワークの活動調整や、
神経伝達の効率化が促されることで、
機能的な連携の改善が期待されます。

また、神経伝達物質は、
脳から末梢までの情報伝達を担うだけでなく、
各組織の機能をつなぐ「メッセンジャー」として重要な役割を果たしています。

この時に、あなた自身が自分の体に対して、改善させる強い意識を向けることで、
神経系の調整が更に行われ、自身の治癒能力を高めます。
これらの働きがより適切に発揮されることで、全身の機能的な協調性の維持に寄与する可能性があります。

新脳針療法は、強い刺激や侵襲を伴わず、
生体の反応性を活用した低侵襲なアプローチです。

個々の症状や状態に応じて施術を行い、
神経機能のバランス調整を目的とした補完的な施術としてとらえる場合と、

西洋医学とは全く違う東洋医学としての代替え医療としてのとらえる場合があり、
いずれの考えにせよ、生活の質(QOL)の維持・向上を目指すことが重要とされています。

神経ネットワークの働きが適切に調整されることで、
身体は本来持つ調整機能をより発揮しやすくなり、
日常生活における動作や感覚の改善につながる可能性があります。

今回はここまで…
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
春の陽気を感じながら、やわらかな風とともに、皆さまの日々が穏やかに彩られますように。
スタッフ一同、皆さまにお会いできる日を楽しみに、心を込めて準備しております。
TEL.072-873-7171
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