院長コラム『ちょっと診ましょう』

院長コラム『ちょっと診ましょう』

院長コラム

院長コラム・睡眠と新脳針 

皆さまお元気でしょうか?

秋も深まりいよい冬本番の季節となってきました。
今年は温暖化で、あっという間の冬となり、いよいよ年末を迎える季節となりましたね。

我が家のチャチャは相変わらず、介護状態で、一日のほとんどを睡眠で過ごしています。
チャチャは15才(人間に例えると83歳のおばあちゃん犬)
チャチャの睡眠がいかに長寿に繋がっているのか?
睡眠が身体にとって如何に大切か…など

今回のちょっと診ましょうは、睡眠についてお話ししたいと思います。

 

 

 

睡眠の理想は6時間以上…もし可能なら8時間眠れるのが理想的です。

 

イチローさんや大谷翔平選手をはじめトップアスリートはよく眠る事を意識しているそうです。

眠ることで、人間は活力と若さを保ち、熟睡、快眠、などよく眠ることが、脳細胞の神経伝達が促進し、集中力を高め、記憶や学習力が向上すると睡眠医学学会では述べられています。

特にイチローさんは足裏マッサージ機とマクラは必ず遠征には持参し、

なるべく睡眠をとるように心がけている…事はとても有名な話しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく、早寝・遅起きが健康に良い…と
聞いたことがあると思いますが、…
睡眠は人生の3分の一は就寝中だといわれ、この長い人生を睡眠時間に費やしているか、していないかで、健康に重要な影響を与えるといわれています。

 

自律神経(自然に人が生きるための神経調整)でも睡眠は副交感神経(おだやかに生活している時の神経)が優位となりますが、職場のストレス、人間関係、家族の悩み、などは、交感神経(活動している時の神経)、が優位になり、おだやかな状態が保てず、睡眠に悪影響し不眠となる事が多いのです。

不眠症の原因=うつ病、環境の変化、持続的心理面的負荷、つまりストレスの蓄積であります(交感神経優位)

上記に述べた様に不眠症はこれらは自律神経の乱れ、交感神経(起きているときの体内神経)と副交感神経(寝ているときの体内神経)が逆転した状態など、乱れていることが原因です。

まとめると…

◎ストレス
◎生活リズムの乱れ
◎就寝前のスマホやパソコンの使用
◎運動不足
◎昼寝のし過ぎ
◎就寝前の飲酒・喫煙

など、様々な要因がありますが

 

☆就寝直前の夕食を避け、できるだけ2時間前に温かい夕食をとる

☆ぬるま湯のお風呂に20分以上つかる、内臓にも水圧を与える

☆できるだけ9時には就寝につく習慣(雑誌を読んだり、音楽やラジオ小さく聞く)…

☆できるだけ就寝直前のスマホはNGブルーライトは避ける

☆寝ることが楽しみにになる脳を変換させる(体内リズムの調整)

☆寝室は真っ暗 遮光カーテンがおすすめ

その他にも快適な眠りになるための方法はたくさんあると思いますが、

言い出すときりがなく、また神経が過剰になったり、不安になる事があるので、

自分の意識が合うものを選択されると良いと思います。

前田中国医学研究院では長年睡眠医学の研究にも力を注いできました。

新脳針は…頭皮を通じて0.7ミリアンペアの超微弱電流を流し、

確率共振反応を引き起こす画期的な施術法です。

その反応は身体のエクソソームからメッセージ情報が身体に伝達され、

以下の状態へと導きます。

①脳の興奮を抑え(自律神経を優位にする)
②自律神経を安定させ(交感神経・副交感神経のバランスを整える)
③血流を促進させる
④体温を上昇させる

これらが整うと、まさに眠りに対して、たいへん良い効果を生み出すのです。

また、頭寒足熱と言ったことわざがあるように興奮している脳は温度が高い傾向があるので、頭に血が血がのぼっている状態(イライラ・考え事など交感神経優位な状態)ではビーズマクラは脳の体温を放射させるといわれていますので、自律神経を整える効果があると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

(ビーズ素材)

 

 

 

 

 

 

 

(ビーズ・マクラ)

新脳針のはい配穴では特に

①「安眠 あんみん」…耳の後ろにある安眠穴は文字通り快適な眠りをもたらし、精神的な安定をはかるツボであったり、
②「失眠 しつみん」 …は足底、足部の真中にあり、頑固な不眠症に効果があります。
上記①②は特効穴として睡眠に欠かせないツボになります。
その他、頭の自律神経区、運動区、感覚区、安定区、平行区、背中の狭脊髄穴など
全体的に自律神経を調節するツボを使用いたします、

西洋医学では即効的に睡眠薬を処方されることがありますが、
副作用や依存性があるので、乱用は避けてほしいのです。


東洋医学の考えでは鍼灸以外にも、マッサージ・ストレッチなどはじめ、
ヨガ・アロマなどたくさんの療法があると思います。
そして、薬膳料理や漢方薬はとても効果があります。
基本身体を温める事を基本に施術や運動、食事など自己の身体と向き合い、
免疫力や精神コントロールなど自然療法として自律神経のバランスを整えることに
注目していただければと思います。

身体の温めと安眠に対して効果がある食材のご紹介です。

①生姜
②ナツメ
③クコの実
④クルミ
⑤ゴマ
⑥山芋
⑦7イワシイワシ
⑧鳥肉
⑨9介類(牡蠣)

簡単ですが、以上の食品を上げてみました。

 

 

漢方の処方では
①黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・
②加味帰脾湯(かみきひとう)
③酸束仁湯(さんそくじんとう)
④柴胡姜桂湯(さいこきょけいとう)…などがよく処方される漢方薬です。

また、サプリメントとして、牡蠣肉エキスは効果があります。

一度試してみてください。

 

院長
前田為康

 

TEL.072-873-7171
pagetop