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レノックスガストー症候群のA君の嬉しい治療経過報告
A君(2歳)は去年10月頃から週2回の頻度でてんかん発作が多くなり、レノックスガストー症候群と診断されました。
薬の量を増やした時、それまで歩けていたのが歩けなくなり、表情も乏しくなり、ママが病気の治療について調べていたところ、銀座針灸院のホームページにたどり着きました。
A君は去年11月から治療をはじめ、最初の1ヶ月は週に3回頑張って治療に通ってくれました。
通院し始めてまもなくの12月に私が銀座の日曜診療に行った時に、A君のママに出会い、「宿泊治療に来て、針治療だけでなく、リセプター療法もやってみてはどうですか?」とお伝えしました。
大阪の前田鍼灸接骨院では、院長が長年の障がい者スポーツ指導の経験や、2度のパラリンピック帯同経験を生かし、障がいの子供さんに特化した運動療法=リセプター療法があり、鍼灸治療に加えてリセプター療法を受けることにより、遊びの中から身体を動かすことを学びます。
一度動かしたという履歴がとても大事で、家に帰ってからもその動きだけでなく、新たな動きを見せてくれるお子様が多かったからです。それをA君のママにお伝えすると、早速今年の1月に1回目の宿泊治療に来てくださいました。
その頃は、発作の頻度は週に1回くらいに減ってはいましたが言葉はほんの少しでした。
1回目の宿泊治療後、自分で歩きたがることが多くなり20歩くらいは歩けるようになりました。また、発作からの戻りも早くなっただけでなく、1ヶ月くらいは発作が出なかったとのことでした。
2回目の宿泊治療は3月に来てくださいました。
2度の宿泊治療の後、一度退行したように見えた動きもどんどん自分から身体を動かしたがるようになり、少しすると再び歩けるようになりました。そして、言葉もどんどん出てくるようになりました。
かかりつけの病院の担当医も、それまでの経過をみていて鍼灸治療が良い効果を出しているとはなかなか言ってくださらなかったのが、最近のA君の成長ぶりを見て「鍼灸治療の効果と言わざるを得ないと言ってくれているんです」と嬉しそうに話してくれました。
私が長年てんかんのお子様を見ていて感じることは、お薬が増えて大きく改善されることはないのではないか、逆にお薬が減ると成長がみられる子が多いのではないか、という事です。
てんかんは、脳の何らかの異常興奮です。
私達は鍼灸治療でその興奮を抑える事を目的として治療をしますが、それに加えてご家庭での生活習慣の見直しができるところはないでしょうか?
お子様の就寝時間が遅くなってはいませんか?
テレビやゲーム、ケータイの画面を見る時間が長くはなっていませんか?
スーパーのお総菜やコンビニの食事、外食で栄養が取れていると思っていることはないでしょうか?
てんかん発作があるからと言って、家の中ばかりで、外遊びを制限していませんか?
もう一度できることから見直して、お薬を増やさないで興奮を鎮める方法を一緒に考えましょう。
▼可愛いA君の笑顔がこれからもずっと見られますように・・・
そして、てんかんをお持ちの方の力となれますように・・・
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