京子の部屋へようこそ

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梅雨を元気に乗りきるためには!!

患者様から「今年はコラムの更新が多いですね。今まではもう閉じているのかと思いました」との励ましの声をいただき、俄然やる気になっています。言葉の力は大きいですね。

さて、大阪では5月16日に梅雨入り宣言が出ました。例年より3週間も早いとのことです。

今回は梅雨を元気にお過ごしいただく為の食べ物について書いていきます。

梅雨の時期は、頭痛や身体の重だるさ、食欲がない、むくみ、疲れやすい、膝や関節の痛みなどを訴える方が多いです。皆さんはどんな症状がありますか?

これらは、「湿気」が原因なので、身体の中の湿気を排除することを考えていきましょう。

身体にたまり易い湿気を最も嫌うのは東洋医学的には「脾・胃」つまり胃腸です。

「脾・胃」は食物を消化吸収し、全身に栄養を送り届け、水分代謝の役割があります。「脾・胃」が弱ると外からの湿を取り除くことができずにさらに胃腸の機能が弱まります。

「脾・胃」の機能が弱っていると、身体がだるい、むくみ、疲れやすいという症状が出てきます。

そんな梅雨の時期の食養生で大切なキーワードは

①消化の良いものを食べる

②身体を冷やさない

この2つが非常に大切です。

具体的には、生もの、油もの、味の濃いものをたくさん食べないようにしましょう。お刺身は身体を冷やしますので、控えめにしましょう。冷たい飲み物は、避けましょう。(ビールがお好きな方はこの時期は控えめにしましょう)揚げ物も控えたほうが良いですね(お惣菜の揚げ物ではなく、ご自身で新しい油で揚げ物をするのは胃腸の負担が違います)

特に日頃から胃腸の弱い方は消化の良いもの、温かいものを食べるように心がけましょう。

身体の湿気を取り除く食べ物には、豆類(あずき、えんどう豆、そら豆など)冬瓜、ハト麦が良いです。

小豆粥、豆ごはん、そら豆の塩ゆで、冬瓜の煮物、ハト麦ならお茶もよいですね。

しょうが、ネギ、みょうが、紫蘇などの薬味は、胃腸の働きを活発にさせ、身体を温めてくれます。

私はみょうがが大好きなので、みょうがの卵とじのお味噌汁がおすすめです。

スパイスは身体を温め、気の巡りもよくしてくれます。気の巡りが良くなると水分の巡りもよくなるので、スパイスカレーは梅雨におすすめです。

豆をいれスパイス豆カレーにしたら身体の湿気も取れていいですよね。

ビールのお好きな方は、そら豆の塩ゆでをおつまみに、ビールはいつもより少なめでお願いします。

身体は食べたもので出来ていることを忘れずに、食事を大切にしましょう。

食べ物だけでなく睡眠もとるようにしてくださいね。身体の回復がぐっと良くなります。眠れない方には「新脳針」をおすすめします!!

前田京子

TEL.072-873-7171
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