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今年1番嬉しかったこと♡
2025年も残り17日となりました。
今年1番心に残っている「よかったな~」「よく頑張ったな~」と思うことは何でしょうか?
私の「よく頑張ったな~」ということをご紹介します。
1月に父がインフルエンザに罹った後、10日ほどして声掛けの反応が悪かったのと全く歩けなくなってしまい、救急車で病院に搬送され血液検査の結果、CRP(炎症反応の数値)が正常値の80倍あるので入院を勧められました。私は入院すると必ず認知機能の低下が見られると思い(去年コロナ感染症で5日間の入院で認知機能の低下を元に戻すのに2週間かかりました)訪問診療を希望して自宅療養を決断しました。その時の決断は本当に寿命が縮まる思いでした。(入院して検査もしていないので病名は不明です)
10日間毎日訪問看護師による抗生剤と補液の点滴をしましたが、抗生剤の点滴の効果があり、炎症数値が正常値に近いくらいまで下がったのを見て往診のドクターも驚くほどでした。
10日間は点滴のみで、口から食べられるのはバニラアイスとヤクルトをとろみをつけた物のみでした。
私は訪問看護師やヘルパーの来ていない時間に、温熱器で全身をマッサージを毎日しました。
おかゆが食べられるようになってくると話も出来るようになり、食べる事がいかに免疫力回復に重要なのかを父を通して学びました。食べるには胃腸力が大切かも学びました。自宅での食事は父の好きな物を食べさせることが出来たので、それも良かったと思っています。
寝たきりだった父は40日後にはベットに起きられるようになるまでに回復し、施設に入所しました。
父は施設に入所して9か月、認知機能の低下もそれほどみられずに元気に過ごしてくれています。
父を自宅介護することはかなりのエネルギーを使い、6月にぎっくり腰になり患者様にはご迷惑とご心配をおかけいたしました。
「父を何とか元気にしてあげたい!!」という強い思いが父に伝わり、兄も協力してくれて父を元気にしてあげる事ができました。
「胃腸を元気にして、食べ物が免疫力を作る」このことを、父の介護を通して体験することができ、そして父が元気に年が越せることが今年1番の嬉しかったことです。
父は85歳の今も歯は全て自分のもので、薬も1つも飲んでいないもともと元気な父でしたので私は父の免疫力を信じての自宅介護を選びました。
ご自分の病気の事、ご家族の病気のことでいろいろと治療法に悩み迷うことがあると思います。そんな時は「自分がどうしたいか」という気持ちを大切にすると後悔がないのではないかとも思いました。
この体験を、患者様にも体験していただけるように、スタッフと協力して来年も診療に励みたいと思います。
前田京子
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