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春の食養生
コロナウイルス感染症が拡大している毎日ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
コロナウイルスはもちろん、さまざまな病気にかからないためにも、普段からの食養生を大切
に自己防衛力をアップさせましょう。
今回は春の養生です。
暦の上で春とは立春(2020年は2/4)から立夏(2020年は5/5)までを言います。(本来なら3月
に投稿予定でしたが、遅くなってしまいました)
春は植物の芽が出て花が咲き、虫たちも活発に動き出す時期であるように、人間の体
も目覚めるときです。
卒業、入学、就職など新たなスタートの時期でもあり、環境の変化によるストレスの多い時期
でもあります。春はストレスをため込まないように気をスムースに巡らせることが大切です。
東洋医学では「肝」の働きは西洋医学と全く同じというわけではなく、肝臓の本来の働きである
血液の貯蔵、血液量の調節、解毒などの他に目や筋肉、情緒のコントロールなどがあります。
「肝」の気は上昇する性質があり、それが行き過ぎると目の充血、頭痛、耳鳴り、イライラ、精
神不安などの症状を引き起こします。
春の食養生のポイントを3つあげてみます。
①肝血を滋養する
肝血の滋養となるものは、まず1番にレバーです。
私は焼き鳥やレバニラ炒めが最初に思い浮かびます。
また赤身の肉、まぐろ、かつお、いちごなどのベリー類、なつめ、くこの実などの赤い色の食べ
物、ホウレンソウ、小松菜、ニラなどの緑黄色野菜,あさり、はまぐりも肝に良い食べ物です。
血は精神安定剤になります。
血の元となる食材をしっかり取るように心がけましょう。
②気を巡らせる
気の巡りに良い食べ物は、セロリや春菊、三つ葉など香りのある野菜、かんきつ類(はっさく、
甘夏、みかんなど)、ハーブティーがお勧めです。
この時期、スーパーにはたくさんの種類のかんきつ類が並んでいますね。
またお気に入りにハーブティーを探して飲むのものも良いですね!
リラックスして気の巡りを感じてみてください。
ちなみに私はペパーミントティーにはまっています。
また気をしずめるという意味では酢の物も良いです。
③デトックスする
冬に身体にためこんだ老廃物を排出し身体を目覚めさせるには、山菜(ふき、タラの芽、
ワラビなど)、せり、ウド、菜の花など苦みの食材が良いでしょう。
私は小さい頃祖父母も一緒に住んでいて、春になると祖母がウドの酢味噌和えやみつばやセ
リのお浸しを作ってくれたのを思い出します。
今は核家族になりおばあちゃんの知恵が薄れてきてしまいましたが、改めて食養生としてまと
めてみると、昔懐かしい記憶が蘇ってきました。
春に芽生える万物のように、心身ともにいきいきと過ごし、良い気で体を満たすことが夏バテ
予防にもつながり、さらには1年を健康に過ごすための良いスタートとなります。
食事、睡眠(遅くても夜中12時までには寝ましょう。そして最低7時間)排便習慣を大切にして
みましょう。
毎日の正しい生活習慣こそが自己防衛力をアップさせ、コロナウイルスに負けない身体を作り
ます。
参考文献:日本四季大学 四季薬膳基礎教本
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