京子の部屋へようこそ

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高知県から脊髄小脳変性症(SCD)の宿泊集中施術にお越しのNさん(70代・女性)

Nさんが1回目の宿泊集中施術に来てくださったは令和2年の12月でした。

高知空港までご家族に送ってもらい、高知空港からは一人で飛行機に乗って、モノレールとタクシーで当院まで来られました。

来院される8年ほど前からふらつきがあり、ご自分で調べて当院を受診されました。

宿泊集中施術に来ると、新脳針治療の他、温熱療法、指頭感覚法、動作改善法、リセプター療法とすべてを受けて頑張ってくれていました。定期的に来てくださるNさんとは私達も家族のように楽しく治療をさせていただきました。

宿泊集中施術の帰りには、ふらつきが軽減したり腰の痛みが軽減して歩行がしやすくなるなどの変化がありとても喜んで毎回お帰りいただきました。

R5・12月まで3年間ご自身のご都合に合わせて、毎月、2か月に1回、3か月に1回など定期的に宿泊集中施術を受けてくださいました。高知県庁から病気についての面談の方が来られた時、車いすも使わず歩行器は使うものの自力歩行ができる事をとても驚いていらっしゃり、宿泊集中施術に行っていたからだと喜んでくださいました。

 

Nさんは宿泊集中施術に来ると4-1のお部屋にいつもお泊りになります。4-1はトイレ、お風呂、洗面所、ミニキッチンがお部屋にありますが、洗濯機がありませんので3Fの共同の洗濯機までいかなくてはなりません。Nさんは早起きで、いつも治療前に洗濯機のある3Fに行きご自分でされています。食事はお弁当を受付で注文したり、食べたい物のお買い物はスタッフが代わりに買い物に行って院内で生活できるようにしています。

(Nさんのようにふらつきはあってもご自身で身の回りのことが出来る方はお一人での宿泊も来ていただきますが、身の回りのことにお手伝いが必要な方は付き添いの方に同伴していただくことをお願いしています)

 

2024年はご主人の介護の為来ることが出来ませんでしたが、2025年の4月に1年半ぶりに来てくださいました。

それまではふらつきはあるものの杖で来ることができましたが、1年半ぶりに来られた時は歩行器を持ってこられました。

いつもおしゃれなNさん。笑顔も素敵なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年からは伊丹空港からタクシーで当院まで来てくださっていますが、一人で来るというその前向きな気持ちがNさんの進行を遅らせていると感じています。

私たちは身体の治療だけでなく、気持ちのサポートも大切にしています。

最初の頃は言葉が聞き取りにくかったですが、お互いに慣れてくるとNさんも私達に何でも話して下さるので聞き取りやすくなっています。何でも頑張り屋のNさんなので、私達と話すことでストレスの発散になっていたことは間違いありません。心の状態は身体の症状に現れるのですね。

 

ご本人のご希望に添えるように、これからも患者様との対話を大切にして心を込めて施術していきます。

前田京子

 

 

TEL.072-873-7171
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