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平均台は魔法の歩行用具
平均台を使い、いろいろな運動を組み合わせいたします。
立位歩行可能な片麻痺の患者様では、尖足、分回し歩行、位置感覚や歩幅感覚が
鈍くなります。
このような場合には、平均台を使う事により矯正されることがあります。
視覚からの情報が、各関節のリセプターへ瞬時に刺激され、脳を介して
運動神経~身体の動きに反応するのです。
そして、記憶として正しい歩行を学習するのです。また、ノルディックポールを使用することで、手と足のバランスを
学習いたします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして…
子供のPVL(脳室周囲白質軟化症)では、クロス脚(内転筋緊張)になってることが多いですが、
目安として平均台で少し股幅を広げることにより、クロス脚の改善になります。また、平均台とミニハードルを組み合わせることにより、
視覚からの情報が、障害物を乗り越える意識で、
つま先、かかと、足首、膝などの受容器(リセプター)
を刺激し、正しい歩行が矯正されます。
もちろん呼びかけて伝える事による、聴覚からの
情報伝達も必要です。リセプター療法で使用する、平均台は単純な用具ですが、使い方では魔法の用具になります。
大人も子供も各関節(筋・腱)にはリセプターがあります。
しっかり、リセプターを刺激し、効果的な歩行を目指しましょう(^_^)/院長
前田為康