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竹馬が教えてくれる独歩への近道
先日、子供の運動会を見に保育園に行ってきました♪
年長さんになった長女、
「何を見せてくれるのかなぁ~」とドキドキ。
期待と不安が入り混じる中、見守っていると・・・
1種目目は、なんと『竹馬』です!
そう、『竹馬』!
あなたは竹馬に乗れますか?
お恥ずかしい話、私、竹馬に乗れません。
( ちなみに一輪車にも乗れません、でも馬(サラブレッド)には乗れます。笑 )
竹馬ってその特性上、じっと止まることができません。
前に進まないとしても、その場で足踏みをしていないと
乗り続けることができません。
なぜでしょう?
それには、こんな2つの理由があります。
1つ目の理由
『支持基底面が、せまいので重心のコントロールができない』ためです。
ゴメンナサイ、何のこっちゃか分かりませんよね?
でも、人で考えるとイメージしやすいです。
足裏を『ペッチャッ』と地面に着けていると、つまさきに体重をけたり、
かかとに体重をかけたりできますよね?
足裏の幅全体を使って、体の重心を動かすことができます。
ですが、竹馬は棒です。
先っちょには、せいぜいクッション材のゴムがついているくらいです。
そのため、『点』で体の重心を支えなければなりません。
足のようにつま先より、かかとよりといった重心を移動できる幅がありません。
だから、足踏みなどで常に動いて重心をコントロールしていないと、
竹馬に乗った状態は、維持できないんです。
2つ目の理由
止めることができない身体の重心。
実は私たちの重心って、止まることがありません。
常に動いています。
止まる時は、生命活動を終えた時のみです。
具体例をあげてみましょう。
心臓って常に動いていますよね?
心臓から送り出された血液も常に体を巡っています。
呼吸をするために横隔膜も常に動いています。
つまり、意識してジッと体の動きを止めていたとしても、
体の重心は、狭い範囲内でブレるように動いています。
もし、あなたがレーザーポインターをお持ちなら、
ぜひ、試してほしいのですが・・・
レーザーポインターを手に持って、レーザーポインターの光を
一点に止めてみて下さい。
・・・
・・・
どうでしょう?
・・・
・・・
すいません。
実践していただいたあなたには私、謝らなければなりません。
コレ、どう頑張ってもできないんです。
『人の重心が常にブレている』ため、手も微妙にブレますし、レーザーポインターの光も止められないんです。
この2つの理由により、竹馬は常に動いていないと
乗り続けることができないんです。
ぜひ、あなたのお子さんが『竹馬』に挑戦されるときは、
こんなアドバイスをしてあげてください。
「動きながらバランスを取るんだよ~」って!
例え、あなたが竹馬に乗れなかったとしてもね♪(笑)
大阪本院 前田針灸接骨院 : 裏戸 雅行
追伸:
まだ独歩ができないお子さんのリハビリでも一緒です。
ジ~っと立って、立位バランスを取るより、
動きながらバランスを取るリハビリをした方が、
独歩につながります。
ぜひ、お試しくださいね♪