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あなたも克服できる?五十肩から・・・。

「先生、痛くて夜も眠れないんです・・・。」

そう言って当院を訪れたくれた村上さん(仮名)は、70代の女性。

布団に入っても1時間半~2時間おきに目が覚めてしまうほど、肩の痛みが強くて、お困りでした。

いわゆる五十肩です。

病院にも通われていたのですが、痛みが治まらず、当院を受診して頂くことに。

ただ、村上さんの場合は普通の五十肩と違って、少し特殊でした。

問診させてもらと、肩に痛みが出る少し前に帯状疱疹を患っており、帯状疱疹の痛みのせいで、あまり肩を動かせなかった経緯があることを教えてくれました。

お体を検査させてもらうと・・・

帯状疱疹自体は、ほぼほぼ完治されてたのですが、帯状疱疹が出ていた左腕は、動きが悪かったです。手を完全に開くことが出来ませんでした。

五十肩も同じ左肩なので、施術には左肩の五十肩+帯状疱疹後の後遺症による左上肢の動きの改善が必要でした。

さっそく私は、村上さんの背骨や胸郭(肋骨)の動きの改善に努めました。

肩の関節を作る肩甲骨は、胸郭(肋骨)の上を滑るように動くため、背骨や胸郭(肋骨)の動きを改善しないと、なかなかスムーズに動くようにならないためです。

それから、私は村上さんのお首を施術させて頂きました。

肩や腕の神経は、すべてお首から出ています。そのため、お首のに問題があると肩や腕の緊張がなかなか取れないためです。

そして、最後に左肩から左腕、左手の指先まで施術しました。

左肩は、ある一部分が固まっていて全然、動きが無かったです。それに左肩をかばって生活をされていたので、左肘や左手首も上手く動いていない状態でした。

イメージで言うと、布を『ギュッ』と絞った状態。絞ったまんま曲げ伸ばししているような状態でした。

そりゃぁ、スムーズに関節を曲げ伸ばしできませんよね?

こういった五十肩の原因を一つ一つ取り除いていきました。

2回目の施術後には、

「夜中、1回しか目が覚めませんでした ♪」と喜びの声を頂くことが出来ました。

5回目の施術後には、

「先生、ここまで腕が上がるようになったんです。」と、手を頭の上にあげて私に見せてくれました。

夜中に左肩が疼くことは、もう、ほぼありませんでした。日中の痛みも波があって、痛みの無い時間帯もでてきました。

この頃になると、手の指もしっかり開くようにまで回復していました。

12回目の施術後には、

「先生、左肩の痛みがなくなりました!前回の施術後から完全に消えました!」

「もう、嬉しくて嬉しくて ♪」と、嬉しい報告を頂くことができました。

13回目の施術時の最終検査では、左腕はスムーズに上がるようになり、手の指もしっかり広がりました。

村上さんにお話を伺うと、夜中に肩が疼くこともなく、日中、左肩をかばって家事をすることもありません。

「はい、卒業ですね ♪」

そう、私が伝えた時、村上さんの笑顔はキラキラしていました。

私も自然と笑みがこぼれていました ♪

 

五十肩は、改善に時間を要する場合がほとんどです。肩だけの問題じゃないことが、ほとんどなので。長い方では、3カ月以上かかる方もいます。

今回の場合、施術期間は約2ヶ月、13回の施術が必要でした。

でも、こうして患者さんのお役に立つことができて、本当に良かったです。

今後も患者さんが抱える問題を解決できるよう、全力で施術させていただくことをお約束いたします。

 

指頭感覚法・動作改善法 担当:裏戸 雅行