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つまずかないために『足を上げる』よりも大事なことは!

「足が上がってなくて、よくつまずくんです。」

「この前も・・・ちょっとした段差につまずいて、コケそうに。」

患者さんからよく聞くお悩みの1つです。

年配の患者さんにとって、転倒=骨折につながる可能性があるので、『つまずく』こと1つを取っても切実な問題ですよね。

あなたもヒヤッととしたことありませんか?

ですが、多くの方はこの時点で、すでに『ある間違い』を犯しています。

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はい、あなたもです。

きっと見当もつかないと思いますが・・・。

 

それは!

つまずく原因を『足が上がっていない』からと思っていることです。

 

多くの方は、つまずかないように『足を上げる』ことを意識されます。

ですが、これが大きな間違いの1つです。

 

なぜなら、足を上げるためには、反対の足をしっかり地面に着けて、反対の足で体を支える必要があるからです。

歩く時は、片方の足で体を支えないと、もう片方の足を上げることはできません。

足を上げた瞬間にフラついていては、足を高く上げることなんてできませんよね。

足を上げた瞬間に、転倒していては本末転倒です。

つまり『足を上げる』ことよりも、『足を地面にしっかり着ける』、『地面に足をしっかり着いて体を支える』ことが大事になってきます。

 

地球には重力があります。

立っていれば、意識しなくても足は重力によって地面に吸い寄せられます。

ですから、普段の生活で『足をしっかり着ける』、『地面をける』、『地面に働きかける』ことを忘れがちになります。

でも、足をしっかり地面に着けることは、体を支えるためにも、体を支える筋力を養うためにも、足の骨を丈夫にするためにも大事になってきます。

ぜひ『足を上げる』ことよりも・・・

『地に足を着けて』みてください。

つまずいて転倒するのを防いで、いつまでも元気に自分の足で歩くためにもね♪

 

前田針灸接骨院:裏戸 雅行

 

追伸:体を支える筋力を養うため、『片足立ち』を頑張る方がいらっしゃいますが、あまり効果的ではないのでご注意を!

これも皆さんがよく犯す間違いの一つです。

『片足立ち』と『歩行』時の体の支え方、体の重心の位置はまったく異なります。

だから、いくら『片足立ち』を頑張ったからと言って、歩行時の安定には繋がりにくいです。

では、どうすればいいの?

やっぱり一番は『歩く』ことです。

足を気持ち強めに「ドン、ドン」としっかり着いて歩いてみてください。

ぜひ、スニーカーでね。