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肌に良く、アレルギーや鬱にも効果的な、もぐさの材料

先日、息子とデイキャンプに行ってきた神先です。

滋賀県の大津市にある「ミズノキャンパーベース富川」という所に行ってきました。

川沿いのキャンプ場で息子の成長を感じながらのBBQを楽しみました。

梅の木がたくさんありましたが、

日当たりが少ないので、満開には2~3週間先かな?とオーナーさんが教えてくれました。

また行きたくなるキャンプ場でした。

 

 

さて、今日は「よもぎ」のお話

ヨモギ - Artemisia princeps - JapaneseClass.jp

キク科の多年草で、各地に野生していて公園や道端にも見かけます。

お灸の材料であり、乾燥させてすり鉢ですりつぶして、

葉の裏にある綿毛などが「モグサ」としてお灸に利用されています。

 

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漢方では、艾葉(がいよう)といい、止血薬として用いられます。

民間では古来から切り傷などの出血に用いられてきました。

葉を湯船に入れて「ヨモギ湯」としては、

鎮痛作用や肩こり、冷え症にも良いとされています。

食用では春先に、若葉を摘んでゆでてから草餅や草団子にいれることから、

別名モチグサと呼ばれています。

 

食物繊維やカリウム、ビタミンなどが豊富で

抗菌作用・デトックス効果が高いことから、

アトピー性皮膚炎や、ダイエットにも効果があると言われています。

また、葉緑素(クロロフィル)が抗酸化、浄血、末梢血管拡張、

抗アレルギーと多くの作用を示し抗発がん効果もあるようです。

 

 

【東洋医学的効能】

・皮膚の湿疹を収め、かゆみを止める(除湿止痒)

・寒気を追い払い、痛みを止める(散寒止痛)

・腹部を温めて不正出血を止める(温経止痛)

 

よもぎは「温性」で気を昇らせる作用と降ろす作用が共にあり、

気血の巡りをよくするので「気滞うっ血」の方に良いです。

また、苦みで胃腸の働きを促進するため「気血両虚」で胃腸の弱い方に良いのですが、

一度にたくさん摂ると胃腸の負担になるのでほどほどに。

もともと熱っぽくて気が昇りやすい「肝陽亢盛」の方には不向きですので控えめに。

「陰虚」の方も良く微熱が出るため「温性」のヨモギは適しません。

 

【ヨモギ団子はお好きですか?】

もちは胃腸の働きを高め、ヨモギは余分な水分(湿邪)を除き、

胃腸などの消化器の湿邪を除いて、働きを回復する作用があります。

春は肝の気が高まる季節で、植物が発芽して、土を破り、芽を出すように、

人間も活動がより多くなって肝の働きも冬より多くなり、

老廃物を排泄して気の巡りをよくする働きを発揮する季節です。

ところが、色々な原因で体のバランスが崩れ、肝の気がなかなか高まりにくく、

体の動きに応じないと、うつになりやすいのです。

ヨモギのようなピリ辛味を用いて、気を高め、気の巡りをよくして、

うつを克服するための一品です。

ただ、高血圧の方には不向きです。

食べ過ぎには気を付けましょう!

しっとりやわらか|よもぎ餅の作り方

 

 

大阪本院 前田針灸接骨院

鍼灸師 神先