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【ツボのおはなし】自律神経を整えるツボ「百会」
急に暑くなりましたね。
春は風が強く、「風邪(ふうじゃ)」の影響を受けやすい季節です。
肝の気が高まり、花粉症や、耳鳴り、めまい、自律神経の乱れなどの症状が出やすくもあります。
今日は万能のツボの一つでもある「百会」についてご紹介します。
まず、「百会」の場所ですが、
簡単に言うと、頭のテッペンです。
詳しく言うと、頭部、前正中線上、前髪際の後方5寸。
つまり、両耳を折り返した時の先端を結んだ線と、鼻から眉間を通る線が交わるところです。
「百会」が万能のツボといわれるのは、多くの経絡が集まる所だからです。
「百会」は、
・督脈 に属しますが、ほかにも
・手の少陽三焦経
・足の少陽胆経
・足の太陽膀胱経
・足の厥陰肝経
の五つの経絡とつながっています。
これを『交会穴(複数の経絡が交わるツボ)』と言います。
なので「百会」を刺激すると、これら五つの経絡が支配する内臓や筋肉、神経、血管、リンパなどに広く働きかけることが期待できます。
そのため、「百会」は
・自律神経の乱れ
・耳鳴り
・めまい
・頭痛
・視力低下
・花粉症
・鼻づまり
・頭痛
・抜け毛
・円形脱毛
・胃下垂
・痔
・高血圧
・イライラ
・ストレス
・不眠
・中枢疾患
など、頭部の症状から、消化器の症状、循環器系の症状、精神的症状にまで、幅広く効果があるツボとして知られています。
さて、「百会」の押し方のコツは、
背筋を伸ばして、体の中心に向かって、真っすぐ押すことがポイントです。
両手を頭にのせて、中指で気持ち良く感じる強さで押さえましょう。
息を吐きながらやさしく10~15回くらい、指圧(3~10秒)するのがおすすめです。
リラックスしたいときなどにもやってみて下さいね。前田針灸接骨院
鍼灸師 神先