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蘇州市中医病院訪問・陳多門さんとの思い出
蘇州市中医医院とのご縁について
1980年頃から、私たちは中国・蘇州市中医医院と約40年間にわたり友好関係を築いてきました。
その始まりは、私の父・前田昌司と一人の中国人、陳多門さんとの偶然の出会いからでした。当時、父は若い頃から中国医学に深い興味を持ち、台湾や中国を頻繁に訪れていました。あるとき、たまたま蘇州を訪れた際、町中で陳多門さんと出会います。陳さんは当時、日本語学校を運営しており、日本語を話す機会を求めていたこともあり、父に積極的に話しかけてきたそうです。
父が蘇州市中医医院に寄贈した李時珍像 前田昌司寄贈しました。(1988年12月吉日)
当時通訳でお世話になった 珍多門さん
(一番左が珍多門さん)蘇州市中医医院HP
⇩http://www.sztcm.org.cn/c.html#/main/index
父と多門さんとは年齢も近く、お互いの国に対する思いや向上心が通じ合い、すぐに意気投合した二人。
その後、陳多門さんの豊富な人脈と尽力により、蘇州市中医医院をはじめとした各地の中医薬大学や中医医院との交流が広がっていきました。前田針灸接骨院創立100周年記念に蘇州市中医医院を訪問し記念に錦旗をいただきました。(2025年6月25日)
通訳の珍小冬さん(一番左)
徐洪さん(左から2番目)陳多門さんの息子さんは日本語を話しませんが、孫の陳小冬さんが祖父から日本語を学び、今では私の中国訪問時の通訳として同行してくれています。今回の蘇州・太原の訪問にも帯同してくれました。
また、当院スタッフが蘇州市中医医院で研修を行った際には、陳多門さんの日本語学校の教え子である徐洪先生が、完璧ではないものの日本語での通訳をしてくださります。
もし、父が陳多門さんと出会っていなければ、ここまで長く深い中国との友好関係を築くことは難しかったかもしれません。
まさにこの出会いが、私たちの国際交流の礎となったのです。
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多門さんのお孫さん
陳小冬さん父・昌司が寄贈した李時珍像は今では、新建築された病院へ移動し、
庭園の中に静かに置かれています。
(李時珍像の前で100周年錦旗とともに撮影)院長
前田為康