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院長 新年の挨拶

新年あけましておめでとうございます。

 昨年は創業90周年記念と会長80歳の傘寿を祝い、式典を挙行しました。また更に、記念すべき節目を大切にしたいと思い、自著による『リセプター療法』”を出版いたしました。生物の体にあるリセプター(受容体)とは、外界や体内から受け取った刺激を情報として行動できるように変換する仕組みを持った構造の事を示します。子供は、正に外部からの刺激を受けて発達・成長するのです。だから『リセプター療法』は感覚を統合させる療法として、とてもやりがいを感じています。また同時に、日々診療している成人の難病患者さんからも、その様々な生き方に触れて、考えさせられることが多くあります。一人ひとり、その人生をどのように生き、老い、病み、そして亡くなったか…。最近、抗がん治療に頼らず自分の免疫を高め、寛解された方の実話本をたくさん読みました。その中で学んだ内容は、他のあらゆる難病患者様にも大いに生かせる、と感じました。今年はそれらをぜひ活かして、患者様に色々と、より良いアドバイスが出来ればと思っています。

 私は、人生の目標とは『幸せに生きる事』だと考えています。つまり幸福感を感じている時こそが幸せな時だと。その積み重ねが常に大切であると思います。

そして病気に対して何よりの薬は『毎日幸せを感じる事こそが最高の薬』だと思っています。私自身も、この先の人生いくつも出会う曲がり角があると思いますが、その時は一呼吸し、よく考え、よく悩み、そして楽天的に心を前向きに切り替え…2016年も懸命に生きて行きたいと思います。

皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

前田針灸接骨院・銀座針灸院 院長 前田為康