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【ツボのおはなし】食べ過ぎ、飲み過ぎ、痰の排出、むくみに「豊隆穴」
忘年会や新年会で胃腸の負担が増えやすいこの時期に、おすすめのツボをご紹介します。
東洋医学の考えで胃の経絡が通る一部が、スネの前の筋肉(前脛骨筋など)のところにあります。
食べすぎや飲み過ぎの時には反応が出やすいところです。
胃の経絡に属するツボで有名なのが、奥の細道にも掲載されている「足三里穴」。
このツボも胃腸の働きを助けてくれるツボですが、
今回は「豊隆穴」をご紹介します。
場所は、
「下腿前外側、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸」
簡単に言えば、「脛の真ん中あたり」です。
効果は、
・胃痛、胃もたれ、消化不良
・痰の排出
・むくみ
・足のだるさ
などに効果的。
甘いものや脂っこいもので身体に余分な水分が溜まるとだるさやむくみの原因になります。
慢性化すると湿熱となって肌荒れ、頭痛、めまいの原因にもなります。
胃腸の働きを高めるためにスネの真ん中あたりをよく揉んでください。
「足三里穴」とのちょっとした違いは痰湿を捌いてくれるというところにあります。
(痰湿とは、水分代謝がうまくいかず、余分な水分や脂肪が溜まっている状態です。)
風邪ぎみで痰が絡むときは少し強めに押すのがポイントです。
年末年始、楽しく美味しいものを食べましょう!
よく噛んで食べて、何事も「過ぎる」ことがないように気をつけて下さいね。
大阪本院 前田針灸接骨院
鍼灸師 神先