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PVLのRくん、1週間の成長物語
新型コロナウィルスの影響で、今、現在当院の宿泊治療もお断りしている状態です。 (4月30日の時点) ですが、宿泊治療を通じて、PVLのお子さんの親御さんより、このような『喜びの声』を 頂くこともありました。 それを今日は皆さんにご紹介したいと思います。 今回、私は息子Rために、前田針灸接骨院に宿泊治療でお世話になることを心に決めました。 息子のRは、緊急帝王切開で31週と3日で生まれました。 保育器で2か月すごしたあと、MRIの画像診断でPVL(脳室周囲白質軟化症)の 診断を受けました。 病院でのリハビリを通じて、寝返り、手をついた状態でのお座り、伝え歩きまでは、 何とかできるようになったのですが、そこからの次のステップには、なかなか進めずに いました。 足首は硬く、伝え歩きの際にも、かかとは浮いたままでした。 一人で床に座らせてみても、手をついていなければ安定せず、すぐにコロンと倒れてしまう ような状態でした。 【このままで、かかとをつけて立ったり、歩いたりできるようなるのかなぁ…】、 【支えがなくても座れるようになるのかなぁ…】 「うん、頑張ろうね!」と息子には声をかけて・・・ 【きっと大丈夫】とギュっと抱っこしていました。 ですが、親として【何とかしてあげたい】という気持ちは、日に日に強くなりました。 空いた時間にネットを使って調べていた時に、偶然、見つけたのが大阪の前田針灸接骨院 でした。 職業柄、西洋医学の知識は、持ち合わせていたのですが、東洋医学の知識は全くありません でした。 【本当に効果があるのだろうか?】 【でも、今のままのリハビリだけで本当にいいのだろか?】 そんな思いが毎日、頭の中を駆け巡っていました。旦那とも毎日、話し合いました。 考えれば、考えるほど【何かを変えたい】という思いは強くなりました。 そして・・・【この子のために今できることはやろう!】 私は1っ歩踏み出すことを決めました。 大阪の前田針灸接骨院でのアプローチは、今までの病院でのリハビリとは違ったものでした。 息子は針施術、リセプター療法、動作改善法を受診することに。 リセプター療法は、体を動かすことをメインとしています。 【もうちょっとやん!】 『頑張ってぇ~』と色々な課題に向き合う息子を見守りました。 動作改善法では、関節を柔らかくして、動く範囲を広げ、よりスムーズな運動に導くことを メインとしています。 【気持ちよさそうやなぁ…】 施術が気持ちいいのか、途中で寝てしまうこともありました。 針の施術では、不安と針の刺激から泣いてしまうことが多かったです。 【ちょっとだけ頑張って!】 と息子への針施術をサポートしながら、「大丈夫、大丈夫、もう終わるよ」って 声をかけ続けました。 そんな宿泊治療をはじめて3日目くらいのことです。 【あれ?気のせいかな?】 と思ったのですが、気のせいではなかったです。「おっ、すごいやん!」思わず声を あげちゃいました。 息子が体を支えなくても座れていたんです。まだ、短い時間でしたが、 でも確かに息子は少しづつ変わってきていました。 「R君、すごーい!!、ちゃんと着いてるやん!」足首の硬さも改善がみられ、 立った時にかかとが着くようになってきていました。 そして、1週間の大阪での生活も終わりに近づいてきたころ、思わず・・・ 【えぇっ、できた…!】 一瞬、私の時間が止まったように感じました。「やったぁやん、Rくん!すごーい」と 周りの目も気にせず、気づいたら飛び跳ねていました。 動作改善法の先生のサポート付きだったのですが、息子がイスから『ヨイショ』って 感じで立ち上がり、そのまま少しの時間、立つことができたんです。 しかも、かかとは着いていました。 【早かったなぁ…この1週間】 カレンダーに目をやり、フゥーと一息ため息をつきました。 『よく頑張ったね、Rくん!!』たった1週間という短い時間でしたが、 そこには以前より、ちょっと成長した息子の姿がありました。 今回が初めての宿泊治療だったRくん。すべてのPVLのお子さんがRくんのように良好な 経過をたどるとは言えませんが、 1週間という短い期間でもこのような成長を見せてくれました。 きっと、あなたのお子さんも・・・。 あなたのお子さんの成長も促せるように当院は、全力で取り組ませて頂くことを お約束させていただきます。 裏戸 雅行