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いろんなことが出来るようになった自閉症のDくん
一年前に来院された自閉症のDくんは6歳になりました。
今では出来る事がいろいろ増えて、ご家族の皆さんが喜んでくれています。
来院当初は奇声も多く、多動があり、言葉もあまり話せませんでした。
玄関のカギも開けて1人で外へ出かけてしまったりと大変お困りの様子でした。
車で90分程の距離でもあり、入学前でもあったので宿泊集中治療も受けていただきました。
治療を受け始めて、あまりうまく話せなかった言葉が
「イヤ!」 「エイエイオー!」などうまく言えるようになりだして、
「こんにちは」 「ありがとう」 などの挨拶や、
友達に対して「かして」 「(ふたを)あけて」 「どうぞ」など関わりが持てるようになってきました。
小学校は支援学校へ入学。
入学式では、お母さんが横で手を繋いでいれば、
立ち上がることなく長時間座って入れました。
学校の授業では、Dくん自身で落ち葉を拾ってきて色を塗って作品を作ったり、
アイデアあふれる作品を作っています。
当院6階のトゥモローランドも楽しみにしていて、
音楽療法や運動などでお友達を誘ったり、順番を譲ったりすることも出てきました。
勝手に家から出ていくことも減って、ご家族の指示なども理解して出来ることが増えています。
嫌な事には奇声も出ることはありますが、自己表現の成長のうちでしょう。
これからもっとできる事が増えるように、新脳針治療をしていきましょう!
鍼灸師 神先崇