小児てんかん
- 小児てんかん
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発作が多いとき、少ないときなどの波はあるものの全体的には数が減ってきています(難治性てんかん)
今回は難治性てんかんのお子様を紹介致します。
11歳の女の子。出生時は異常なく安産でした。
10か月の時に初めて熱性けいれんが起こり、
1歳9か月くらいまでに、20回ぐらいの全身けいれん(1分強)が起こりました。
てんかんは脳の傷などが原因で起こります。
その傷を治すことは難しいですが、新脳針によって脳の発達を促し、
発作が出にくくなったり、てんかんによる他の症状の緩和をすることに関しては
上記のように効果がでています。
てんかんに針が効くのかどうか、わからない方も多いと
思いますので、お気軽にご相談ください。
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薬を服用してはいるが、特に脳波などに変化がなく、
発作が起きない日もあるが、1日1~3回発作が起きている。
大発作としては、半分けいれん、半分硬直のような形で、約1分強起こる。
その他の発作として、胃腸が動き吐き気を催す発作が数分続き、その後寝てしまう。
あとは腕や脚がピクつく発作がある。
3日に1回の便秘。
よだれが多く垂れてしまう。
4歳以降は退行の一途、よく喋るが言葉の数は減少している。
発作による脳の影響かうまく寝れず、睡眠時無呼吸症候群になる。
睡眠薬を服用すると興奮してしまい、逆効果になってしまう。
運動面では活発に動くが呼吸が悪いせいか持続して動けない。 -
発作が多いとき、少ないときなどの波はあるものの
全体的には回数が減っている。
週に1回しか発作が起きないこともあった。
大発作がなくなっているが、小さい発作が細かく出ることもある。
よだれで以前までは1日でタオルが3枚必要だったが、1枚で足りるようになる。
睡眠時の呼吸も以前と比べると深くなり、朝もすっきり感がでている。