ジストニア
ジストニア・不随運動の概要
私達は動きたいときに自分の身体を自分の意志で動かし、物を取りたいときには手を使い、歩きたいときには足を動かし、喉が渇いたり食事をとる時には口やあごを使って飲食をします。
それは脳が正常に信号を送って末梢の神経を使って手足、顔口などの筋肉に神経(信号)を送っているからなのです。
このような自分の意志で身体を動かす事を『随意運動』と呼びます。
しかし、何らかの原因(病気)で脳から正常に発信させる信号(神経)が送れなくなると、自分の意志で身体が動かせなくなり、また自分の意図とは無関係に身体が動いてしまって異常な動きとなることがあるのです。
それが『不随運動』と呼ばれて、ジストニアはその不随意運動の一つの症状です。
ジストニア・不随運動の原因
ジストニアの原因は定かではありませんが、大脳基底核や小脳など神経系のいずれかの領域が障害されて、持続的に又は不随意的に脳の異常信号が発し筋肉や関節の動きに支障をきたし身体が収縮したり緊張すると考えられています。脳の検査では異常はほとんどみつからず、節電図や動作の異常などの所見などにジストニアと診断されます。
ジストニア・不随運動の主症状
ジストニアは筋肉の異常な緊張により、手指や足そして顔(口や目など)が不随に動き、更にひどい時には体がねじれるものです。
局所タイプと全身タイプがありますが、代表的なのは首がねじ曲がる「痙性斜頚」と、字を書こうとするときに起こる「書痙」や音楽家に多い「フォーカルジストニア」と言って楽器演奏に支障をきたす方もおられます。
・筋肉が自分の意思通りに動かなくなり、異常な動作や姿勢になります。
・重度の場合は継続的に、軽度の場合でも平常な装いを強いるほど肉体的に大変つらい状態となり、それにより精神的苦痛も伴います。
・発病後の早い段階においては特に、ストレスや情緒により悪化、緩和の何れの方向へも影響することがあります。
・身体のどこかへ触れたり、意識した姿勢をとることで、一時的に症状が軽減することがあります。
全身性 アテトーゼ…不規則に発症し、その時間はさまざま ジストニア…身体の捻転、姿勢異常、反復動作など、ある程度なリズムで動く ミオクローヌス…突発的に筋肉が収縮する症状、単発的な筋萎縮 バリスムス…激しく手足が動く症状、大きな身体の運動 ジスキネジア…舞台運動、振戦、バリスムス、ジストニア、ミオクローヌスなどの症状を、いくつか組み合わせて起こるケース ミオキミア…ピクピクと筋肉や皮膚が震えるような症状 本態性振戦…その部位の動きを意識したり、力を入れるタイミングで、ヒラヒラ、プルプル手が動く症状 舞台運動…まるで踊っているかのような不随意な運動が発症、上肢下肢から全身に生じる |
局所性 メージュ症候群、眼瞼痙攣、眼瞼下垂…目の周囲、瞼の筋肉が異常に収縮する、メージュはまぶしいく目を開けれない。 フォーカルジストニア…音楽家、楽器演奏者、※フルート、サックスの管楽器、ピアノ、ギター、ドラム(バスドラ)などあらゆる操作する部位に発症 発声障がい…声楽、歌手、アナウンサー、声優、など声を発する職業人、発するタイミングで声が出にくい。その他ストレスの多い一般の人にも発症する 痙性斜頸…視覚情報、上肢の動き、人前、鏡前、など状況により発症 書痙…文字を書くタイミング、ペンを持つタイミング、パソコン操作で発症 チック…子供に多く目をパチパチ閉じたり、喉を鳴らす、鼻を鳴らす、など生活上で発症 |
遅発性 向精神薬の影響で出現する、いわゆる薬剤性から発症するジストニアを遅発性ジストニアと呼び、さまざまな部位で、しかも症状名が異なり、発症もそれぞれに違いがあります。 |
当院でのジストニア・不随運動の施術
①当院独自開発した【新脳針】施術法:頭部にある運動区(四神総という奇穴エリア)を中心に身体の緊張している箇所や緊張反射に伴うエリアに刺鍼します。
②刺鍼した鍼に0.7mmアンペアの超微弱電流を通電します(外科手術で行われる脳深部刺激療法:DBSの原理を脳の外部、頭皮から脳内に電極を通している事と同じ)
③大脳に流れる血流を促進し脳全体への血流が増え弱っている脳のエリアへ栄養を送ります。
④微弱電流の刺激は脳波が大脳皮質ニューロンの活動電位として『確率共振反応』という現象が起き、脳全体への神経ネットワークとして神経ループが広がります。
※確率共振=(ノイズ、振動、響き、ふるえ、波長、音波、リズムなどから発生する刺激反応)
⑤大脳の運動区、感覚区、平衡区、などから身体、手足から内臓までメッセンジャー物質が飛び交い恒常性を維持するための情報が伝わります。
実際の施術としては不随意運動に関して身体情報から次の点に注目します。
◎どこに出るのか…全身か下肢のみ、上肢のみ、片測か、など
◎いつ出るのか…動き出す前か、安静時か、姿勢保持を保とうとする時か、人前など緊張している時か
◎いつ出ないか…気楽に寛いでる時か、寝ている時か、自ら意識的に止めてる時、面接している時
◎どのように出るのか…リズミカルか、振り返り、回旋してるか、大きな運動か規則的か、不規則的か、単純か、複雑か など
また、医師の治療と併用される患者様も多いためボトックス(ボツリヌス毒素注入)が効いている期間になるべく正常な動きを学習させるため、適切な頻度で新脳針と「3つのプログラム療法」を受けていただければその正しい動きを呼び戻し、発症前の正しい動きを再度思い出す状況へと導かせる事へと期待が持たれます。
新脳針は副作用なく、ご本人の自然治癒力を高める為のやさしい東洋医学です。
ジストニア・不随運動で見込める効果・期待できる効果や変化
新脳針は興奮している神経を和らげ、逆にリラックスさせる神経を活発にさせて、神経バランスを平常化させます。
ジストニアの原因となる不随意運動の電位を安定させます。
ジストニアによる不随意運動を静止させます。
また、新脳針と3つのプログラム(動作改善法・リセプター療法・指頭感覚法)と併用して受けていただくと、更に早期改善を目指します。
ジストニア の施術を受けた方の改善例
・前を向きやすくなった ・顔を支えなくてよくなった。 ・指を動かす時に緊張が入らなくなった。 ・筋肉の緊張が緩み、向きづらい方向への力感覚がついてきた。 ・異常な動きや運動(不随運動) ・薬を減らすことができた |
・正面を向きやすくなった ・背筋が伸びやすくなった ・精神的にゆとりが出てきた ・ピアノやギターの演奏が気持ちよくできるようになってきた ・家での対処法を教えてもらえて不安が減った など。 |
このほかにも親御さんよりたくさんのお声を頂いております。是非ご覧ください。
ジストニアの新着症例
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