- 院長コラム
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NO.20 脳の構造と新脳針(50歳からの元気な脳の作り方)
脳の構造と新脳針
(50歳からの元気な脳の作り方)
こんにちは・・・
院長の前田です。
今回の ”ちょっと診ましょう”は
50歳からの人生を楽しく生きたい!
50歳は人生のターニングポイントだ!
・・・などなど50代の方は意識する人は多いのではないでしょうか・・・今回は ”50歳からの元気な脳の作り方” について、
最新の脳科学と東洋医学から私が感じることを少しお話ししたいと思います。【50歳からの人生が楽しくなる生き方について…】
このテーマについて、私は ”脳と心” の状態が大きく関わると考えています。
現在私は54歳、少しづつ身体の衰えを感じながら日々の仕事に励んでおります。そんな私が心と身体で感じる事とは…?
①関心を持つ事
②感動する事
③感謝する事
シンプルに、この3Kを意識しています。
それは単純に自然界に入り、キャンプやハイキングなど野外活動をすることです。
また、たまには野外フェスやブルースフェスティバルなど・・・
音楽や地域のイベントにもよく出掛けます!
私の仕事上、東洋医学から”木火土金水”の5行からなる自然な身体のなり立ちを意識し
日々の生活を送っております。
そんなことで先日、大峰山(奈良県から三重県にかけての山脈)
大台町にある大杉谷へ渓流沿いを登山してきました。キャンプや山を歩いていると自然に
木・・・木を触る
火・・・火を見る
土・・・土に触る
金・・・金を触る
水・・・水に触れる
ハイキングは
老後も続けられる手軽な運動です、
趣味としてを続けることが容易であり、
自由なスタイルで計画を楽しみながら
身体で体感し学ぶことで五感を使うことができるのです。
【心は脳を変える事ができる】
それは・・・脳内の神経伝達物質の仕組みにあるのです!
今までのコラムにも何度かご説明してると思いますが、
脳内の神経伝達物質は神経(ニューロン)の末端(シナプス)から放出され、
次のニューロンのリセプターで受け入れられます。
これらの電気の伝わりが次の神経に伝わり情報のやり取りがされるのです。
神経伝達物質の中でも最も有名な伝達物質にドーパミンやセロトニンがあり、これらの伝達物質(脳内ホルモンと呼称)は心の持ち方で大きく分泌するコントロールが図られます。
などなど他にも神経伝達物質はたくさんありますが、脳内の神経系の説明をしだすと難しくなりますのでとりあえず簡単に伝えると・・・
セロトニンは”やる気”を起してくれます。
ドーパミンは”快楽”・・・”気持ちいい” 気分を引き起してくれます。
【脳は絶え間なく作り変えられるのです】
今まで脳細胞は歳をとると増えないというのが常識でしたが私達のもつ本来の心は脳の働きという一面もあり、
神経細胞に刺激を与え活動すれば脳細胞は歳をとっても再生する事がわかってきました。
そして脳からの指令物質(メッセンジャー物質)が体内へ伝達され臓器同士の会話がなされるとお互い身体を元気な方向へと呼びかけたり、導きかけたりするのです。また最近では脳は神経幹細胞がたくさんある事が脳科学界では注目され、70歳を過ぎても細胞が分裂し新たな細胞を増やすことができると、幹細胞の研究からわかってきました。
【気持ち次第で脳はつくりかえれる・・・新しい神経ネットワークをつくる!】
地球上では太陽と雲の関係があり、どんより雲がかかっている曇り空でも、その上空には太陽があるのです。
私は太陽はこの世の生物が生きていくための最も必要なエネルギ―原だと思っております。(私の神様的な存在は太陽なのです)
身体も同じで、脳内の神経伝達物質(ドーパミン・セロトニンなど)の分泌をコントロールすることで、晴れ晴れした心の状態へと作り変える事ができるのです。
つまり・・・もやもやした心の裏には明るく晴れ晴れとした、心があるのです!少しの気持ちのスイッチを切り替えると、いつしか時間が経過した時の心の状態が、ふとした時に晴れ晴れした心の太陽が出てくるのです。
(新しい神経ネットワークができると・・・もやもやが解消される)【ストレスは歳をとるのを早めます、だから脳を守らなければならない!】
嫌な事、辛いことがあれば、必死にその状況から逃れたくなり、とにかく今を打破したくなる事がありますよね・・・
実際そのような時には私は一旦歩幅を合わせるために、並んで歩けるように、人生の歩みを冷静に考えます。
すると自然に身の回りの整理をしたり、掃除したり、何かの事に努力したり、・・・
今は焦らず、何とかなるさ・・・と自分に問いかけ・・・朝を迎えます。
良い情報をインプットしてやらなければ、脳はよい方向に変わりません。
つまり脳を喜ばせる事をすることが、脳が良い方向に変わるのです。
【脳は自分の力で変えられる院長の3つの刺激】
◎第一の刺激は運動
散歩、ウォーキング、ジョギング・・・背筋を伸ばし、少し早歩きで心拍に負荷をかける
エスカレーター、エレベーターを使わず・・・階段を利用
物を落として拾うとき・・・一度座り込んで立ち上がる(中腰にならない)
たまには自転車に乗る・・・風を感じ、少しスピードを感じ、頑張って登りも漕ぐ!◎第二は刺激は環境!
辛いことも・・・刺激
嬉しいことも・・・刺激
夫婦喧嘩も・・・刺激何でもいいので楽しい事や嬉しい事、辛いことも全てはオーライ!
いろいろな刺激を受けて、ストレスにならないように、プラスに受け止める事が脳細胞を増やすのです。◎第三の刺激はトレーニング(訓練)や勉強!
人生は訓練の場!
頭を使い考える事は脳細胞を増やします。
年を重ねてても勉強など記憶させることが大切なのです。
人生の大成目指して、一生勉強、一生訓練なのです。【心身の健康を保つ院長の7つのコツ】
☆相性のよい、かかりつけ医やボディメンテナンスの施設を持つ
年齢を重ねるたびに身体と向き合う事が大切です。
特に50代からは神経の伝達が鈍くなり身体の反応力が低下し、
心(意識)と体(反応力)がアンバランスとなってきます。
内科的検査は西洋医学のドクターのかかりつけ医を作り、日常のボディケアは鍼灸や整骨など
東洋医学の専門院を作ることをおすすめいたします。※近くの銭湯、温泉が湧き出るスーパー銭湯の岩盤浴などセルフケアで一日過ごすのもお薦すめです。
☆ウォーキングやハイキング(運動)で脳を健康に
歩くことは身体にも脳にもよい効果をもたらします。
中高年以降は1分間の心拍数が110~120を超えない程度の有酸素運動が適しています。
日常生活でも習慣として歩く事を意識し、できるだけエレベーターやエスカレーターを使わず
階段を利用すれば適度な負荷がかかり、よい運動となります。また有酸素運動は認知症予防にも効果があり、特にアルツハイマー型認知症はアミロイドℬというたんぱく質がゴミとなり
脳に蓄積しやすいのですが、有酸素運動はそのゴミを排除し進行に歯止めをかけるのです。☆忘れ物に注意をはらい記憶の振り返り行動する
スマホ・・・
眼鏡・・・
自宅の鍵・・・
マスク・・・
時には財布?・・・いろいろな物を忘れますが、
朝、自宅を出発前に、上記の3つだけを確認する事にしています。☆呼吸を整える事で焦りを軽減させる
腹式呼吸・・・血圧を下げる、胃腸の運動が整う、イライラを解消
つまり呼吸は脳へ伝達が引き起こされドーパミン、セロトニンが出てきます。出来れば朝の時間・・・太陽が昇る頃、光だけでもいいので
太陽光を浴びながら簡単なリズム運動や体操、発声など
するとセロトニンがたくさん分泌され、やる気がどんどん出てきます。☆一日一回大きな声で笑う
いつでもどこでも気軽に行える健康法が笑う事です。
一日一回は作り笑い、苦笑いでもいいので、鏡の前で笑うようにしましょう、
出来れば少し声を出して笑うと更に効果的です。
アニマル浜口さんの・・・気合いだ!気合いだ!気合いだ! を発生してからワハハ!と笑うと
脳スイッチが入りますよ!☆解決できない事は悩まず切り替える
どうにもならない不安や悩みについては考えずに忘れる事です。
単純に開き直って一日を無事に過ごせたことに感謝して
今の生活に満足した方が幸せだと思います。☆楽しい行動計画を立てて、やりがいのある目標を立てる!
ポジティブに活動することを意識すれば自然と毎日を過ごせるようになりますよ!
季節を楽しむため近くの公園を散歩したり、ピクニックしたり、時にはミニ旅行を計画したり、
年に一度は遠出の旅行計画してみるのも良いのです!旅行は計画を立てる時が楽しみなのです。
とても脳の活性化になります。
愛犬 チャチャと自転車で、
近所の深北緑地へピクニック!同じく深北緑地・・・
色違いの自転車を2台持っています(^_-)-☆
黄色とピンクの自転車を乗り換えるのも楽しみです!こちらは・・・奈良県天川村の”みたらい渓谷”
チャチャを背負ってトレッキングに行ってきました!自然界での活動が脳を活性化しエネルギーを補充する!
そしてしっかり仕事して、患者様と向き合い良い施術をする事!
これから50代後半に突入しますが頑張ります!
こんな院長の生活スタイルですが、どうぞよろしくお願いいたします。
追伸・・・来月は槍ヶ岳に行く計画を立てています!
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