症例別施術例一覧

Case

発達遅滞 5歳 男の子

今年から来院してくれており、滑舌が悪くて何を言っているのかわからない部分がある。

独り言も多くあるが、単語での意志の疎通はできる。(両親はわかるが、他人にはわからない部分もある)

発達検査ではIQ50程で中度のB判定

体幹が弱く、すぐに転倒してしまう。

テンションがあがると周囲がみえなくなり、切り替えができずに引きずってしまう。

施術前の様子

自分では言えてると思ってるのに、相手に伝わらない事が多いので、独り言や家族以外に話すことに消極的になっている。 舌の使い方が悪く、呂律のまわりにくさがある。 気持ちが先走ってしまい、体幹が追い付いていないのに目的の所に行こうとするので転倒してしまう事が多い。 また、踵がしっかり地面についていないこともあり、不安定になっている。

施術後の様子

初めは1週間に1回の来院で、2回治療をし、5月頃からは2週間に1回の2回治療をするようになってから、 舌の動きが良くなるにつれて滑舌が良くなり、ゆっくりと話すことを意識させる事で単語で伝えていたのが、 2語文3語文となり、会話がスムーズになっている。 また、語彙数が増え、話す楽しさがわかってきた感じがある。 精神的に成長し、落ち着きが出てきた事により周囲の状況がわかってきて、気持ちの切り替えが上手になっている。 発達検査で中度の判定だったのが、軽度の判定に変わった。 体幹が弱くて不安定だったのが、小児筋腱リリースを併用しながら治療をすると、踵をしっかりとつけれるようになり、平面での転倒はほぼなくなった。しかし、階段や少しの段差での対応がまでしにくいので、今後の課題である。

スタッフからのコメント

針をしてから以前よりも気持ちの切り替えも上手になり、積極性もでてきて自信もついたのか、お友達とよく遊ぶようになったと喜んでおられます。 また、発達検査で中度判定だったのが、軽度になりとても喜んでおられます。