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あなたは、PVLのお子さんの座位が安定しない理由をご存知ですか?

【なんで倒れちゃうんだろう…。】

もし、あなたのお子さんがPVL(脳室周囲白質軟化症)の症状をお持ちなら、一度はこの疑問が頭に浮かびませんでしたか?

座っていても…

● 『まっすぐまっすぐ!』と補助をするけど、右に傾いていることが多い。

● 『しっかり、頑張って!』と声をかけるけど、傾いたままでまっすぐに戻せない。

● 『おっとっとっと!』と体を支えられず、すぐに『ドテッ』と倒れそうになってしまう。

このような症状の原因はいくつかあるのですが、そのうちの1つが人の身体における『ある特徴』によるものです。

この特徴にご病気は関係ありません。すべての人が持っている特徴だからです。

この特徴を応用することで、より体幹をしっかりさせるリハビリや運動に結び付けることができます。

【そう、頑張って!】『できてる!できてる!』と座位や立位の姿勢保持やバランスにもプラスに働くでしょう。

そんな誰しもに当てはまる特徴とは・・・

『神経系における相反作用』です。

人の運動神経系は、大きく分けて2つの系統があります。

1つは背外側系。

もう1つは、腹内側系と言います。

背外側系は、主に手足の先の方の運動を担当しています。

もう一方の腹内側系は、主に体幹の運動を担当しております。

そしてこの2つの運動神経系の働きには『相反作用』という特徴があります。

つまり、『どちらかが働きすぎると、もう片方には抑制がかかる』ということです。

手足が緊張している、力が入っていると体幹に力が入りにくく、バランスを崩しやすくなります。

お子さんが大好きなおもちゃやお菓子を『ぎゅっ』と握りしめている時は、体幹に力が入りにくくなってしまいます。

あなたもこんな経験ありませんか?

スポーツをしている時、手に力が入ってガチガチに緊張している時は、パフォーマンスも微妙だった経験が…。

あなたもご存知のようにPVL(脳室周囲白質軟化症)のお子さんは、手や足が緊張していることが非常に多いです。体幹が安定してこない理由の1つが、これです。

逆に、手足の力が抜けていると、体幹に力が入りやすく、比較的バランスの取りやすい状態となります。

理想的な状態は、体幹がしっかりしていて手足が柔軟に、スムーズに動く状態です。

そのため、施術によって手足の緊張を緩めてあげることが非常に大切になってきます。

ぜひ、当院の針治療や動作改善法をご利用ください。手足の緊張を緩め、関節の可動域や筋肉の動きをスムーズにしていきます。

予約のお電話:072-873-7171

手足の柔軟性を上げて、体幹が優位に働きやすい状況を作りましょう。そうすることで、体幹が働きやすくなり、少しでも早く座位や立位が安定することに結び付きます。

『これ僕の!これ私の!』って、兄弟やお友達と楽しくおやつを囲んで座る。

【あちゃぁ~】と思いつつも…『うん、頑張って食べてね♪』とご飯をひっくり返しながら、ひとりで座って食べる。

『急げ、急げ!』と手をつないで、一緒におトイレに駆け込む。

そんな日常に、少しでも近づけるよう当院は全力でサポートさせて頂きます。

お子さんの『できた!』のドヤ顔とあなたの『できたね♪』の笑顔が出会うことを願って。

 

動作改善法 担当:裏戸