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信州善光寺の御開帳を見てきました。

キレイに咲いていたツツジも、そろそろ見納めですね。

 

 

 

ゴールデンウィークに長野県に帰省して来ました。

 

帰省した当日、新潟県の山で雪が降っていたらしく、5月でありながら肌寒かったです

 

 

八重桜が咲いていたりと、東京とは少し違いますね。

 

 

ご存じの方もいるかと思いますが、今回信州善光寺では、7年に1度の御開帳が行われています!

患者さんに間違えて「4年に1度」と言ってしまいましたが、「7年」が正解です。

失礼しました…

 

お参りは出来ましたが、回向柱は残念ながらすごい行列だったため、写真にだけ納めさせて頂きました。

 

朝の9時時点の写真ですが…すごい行列ですね。

 

 

信州善光寺といえば、「牛に引かれて善光寺参り」という言葉に聞き覚えがあるかも方もおられるかもしれません。

その昔、信州善光寺の近くに住んでいながら、全く信仰心がなく、欲深い老婆が住んでいました。

ある日、老婆が洗濯をしていたら、牛が干していた布を角に引っ掛けて逃げてしまったのです!

 

ケチな老婆は布を取り返そうと逃げる牛を追い掛けて、やがて信州善光寺へとたどり着きます。

周囲も暗くなり、牛を見失ってしまった老婆は諦めて帰ろうとしたところ、突然頭上辺りが光り輝き、思わず背を向けてしまいました。

光がおさまり足元を見ると、不思議なことに牛の涎が床にあり、そこには和歌が浮かび上がってきました。

「牛とのみ思ひはなちそこの道に なれをみちびくおのが心を(牛と思って鬱陶しく思うではない。この道にお前を導いてきた私の気持ちを)」

「この道」とは、信州善光寺への道と、仏の道という意味を兼ねていると言います。

つまり、老婆を諭しているということですね。

 

このことをきっかけに老婆は心を入れ替え、信仰深くなって信州善光寺参りを行って極楽浄土を遂げることが出来たそうです。

 

ところで、何故「牛」なのでしょうか?

 

調べてみると、「うし」は「牛」と「憂し」を掛けた言葉のようです。

 

「憂し」とは、「苦しい」「辛い」の意味があり、それを感じ続けると目の前が真っ暗になり人生がつらくなります。

だからこそ心の内はともかく、口角を上げて笑顔を作ってみましょう。

笑顔は福を呼び、人生の方向を大きく変えてくれます。

それを信州善光寺に納められている、阿弥陀如来の脇にいらっしゃる観音菩薩が老婆に教えたかったのでしょう。

 

笑顔は針治療においても、良い効果が期待出来ます。

 

笑顔を心掛けて、治療を続けて下さいね。

 

ちなみに、信州善光寺の御開帳は今年は6月29日まで延長して行っているそうですよ!

 

東京分院 銀座鍼灸院

鍼灸師 倉科