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本日のオススメ本「永遠の0」百田尚樹

百田尚樹のベストセラー作品である「永遠の0」。映画化の時の主人公は岡田純一さんがつとめました。太平洋戦争で亡くなった祖父の存在を知った健太郎が徐々に祖父の生き様を知っていく物語です。亡き父が最期までどう生きたのか、その生き様に震撼します。

この話はフィクションであるけど、ノンフィクションでもあります。
正直にいって、戦争時代の道徳観や価値観に対しては、素直に共感することはできません。戦争のない時代に生まれて育った人間はそうであろうという通り、「ナンセンスだな」と感じます。でも多くの犠牲があって、失敗から学んだからこそ現代の平和な社会が築かれている事を再確認したならば、ハロウィンや成人式で狂ったような騒ぎを起こす、社会に対して無自覚すぎる、思想も危機感もないあまりにも浅はかな若者も減るのではないかなと、ため息とともに思います。

時代と社会と人を知るための一冊。共感しようとしまいと、涙なしには読めません。

前田針灸接骨院 本院 坂東