スタッフブログ
- スタッフブログ
-
本日のオススメ本「図書館戦争」 ※シリーズ作品(有川浩)
こんにちは。本日のオススメ本は、映画化もされたことでご存じの方も多いであろう「図書館戦争」です。
メディア良化法の制定に伴う公序良俗を乱す表現を取り締まる組織と、過剰な取り締まりに対抗する図書館の組織が銃撃戦まで交えて「表現の自由」を奪い合う闘争を描いた作品。
正直SFチックなほど、無理やりなバトル設定もありすぎですが、にもかかわらずこの作品が面白いと感じられるのは、登場人物の飽きない掛け合いの面白さ。
この方の本は大体どれも3割コメディなのではないかと思うくらい愉快です。
電車の中などで読んでいると、うっかり「ブヒッ」などと噴き出してしまうことがあるので要注意です。
テーマからして変わった題材だな~と思いましたが、最近だと「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改定についてなど、「表現の自由」がどこまで補償されるべきなのかという議論が盛んになってきていることが、この本が生まれたきっかけなのかもしれません。
笑いながらスラスラと読みながらも、ふと言論の自由についても考えさせられます。
この本に限ったことではありませんが、本を読んでから映画を観ると「これ、本読んでなかったらちゃんとわかるかなあ・・?」と思えるくらい端折られています。その端折られた中にも、感動的なセリフや超絶面白いセリフなどがあったのに、と悔しく思うことも多々あります。
特にこちらの場合、映画も楽しいのですが、個人的には本のほうが格段に笑いどころも感動もたくさんあります。
あ、ちなみにこの有川浩さん、かなり有名な自衛隊マニアで、自衛隊をテーマにした作品もさすがというか、卓越した面白さです。
たぶんそのうちそちらもオススメしますね。
それではまた。
前田針灸接骨院 本院 バンドウ