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睡眠の質を改善【不眠症・安眠】
暑くなってきて眠れない。
夜中に何度も目が覚める。
など、睡眠のお悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
そのような方に向けて、今回は『睡眠の質を改善する』について書かせて頂きます。
数ある原因の中で、私が注目したいのが『頭皮の硬さ』と『顎周りの硬さ』です。
「えっ?頭皮と顎って、睡眠の質に関係あるの?」
と思われた方は多いのではないでしょうか?
実は関係があります。
一概には言えませんが、睡眠の質が悪い方は、それらの箇所が硬い人が多いのです。
それは何故か?
ストレスを抱えイライラする(ストレスによる自律神経の乱れも)→イライラすることにより、歯の食いしばりの緊張度UP→顎周りが硬くなる→頭皮の動きが悪くなる→頭皮の硬さへ
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流れを説明するとこのようになります。
東洋医学では、ツボとツボを結ぶ『経絡』があります。
簡単に説明しますと、ツボは『駅』、経絡は『線路』とイメージして下さい。
事故が起きてしまうと、その沿線上に支障がでますよね。
身体も同じで、その経絡上に支障が出ますと症状が発症します。
身体には幾つものルートがあり、顎と頭皮の関係性を示す写真を載せさせて頂きます。
新版 経絡経穴概論(第2版)より
このように見ると、関係性が分かりますね。
不眠症の例えで言いますと、耳鳴りの症状で『眠れない』という方は大勢います。
中には歯ぎしりをしてしまう為、マウスピースを作られる方もいる程です。
そのような方の傾向では、やはり顎周りが硬いということです。
先程も述べた通り、顎周りが硬いと頭皮も硬くなりますので『睡眠』の質が悪くなります。
対策
ではどのようにしたら良いのか?
自宅で出来ることはマッサージです。
特に顎周りで反応が出やすいのが『頬車』『下関』というツボになりますで、それらを中心にマッサージでほぐしていきます。
詳しい場所は、写真を参考に押してみて下さいね。
新版 経絡経穴概論(第2版)より
続いて頭皮のマッサージです。
皆さん、シャンプーで髪を洗う時どうしていますか?
髪をカシャカシャして終わっていませんか?
それではダメです。
指腹や手のひらなどで、頭皮を動かすことを意識して下さい。
頭の筋肉は自分自身で動かすことは出来ません。
なので、自分の手でマッサージをしてほぐすことが大切になります。
お風呂で血行が良くなっている時にすると、効果的なので試してみて下さい。
いかがだったでしょうか?
当院では頭皮に針を打つ『新脳針』という治療法があります。
眠れない方にもオススメの療法なので、お悩みの方は受診してみてはどうでしょうか?
針灸師:水足知繁