１年半前から、目をしかめる表情になり、仕事でプリントを配るような手先の作業の時には特にひどく、その後、症状に波はありましたが、手でまぶたを開けておかないと目が開かない状態でした。

西洋医学では薬やボトックス治療があると知りましたが、薬の離脱作用や、数カ月は効いてもだんだん効かなくなるという体験談も知り、できれば副作用のない針治療で治したいと、インターネットで検索しました。

針治療は継続して行うことが必要なことから、宿泊設備の完備された、新脳針という難病治療をされている前田治療院を見つけ、どうしても治したいという思いで１週間の宿泊治療を申し込みました。

治療院に宿泊設備があることで、遠方から来た私も全く不安を感じることなく安心して滞在し、１日２回の治療に専念することができました。ＴＶや冷蔵庫、キッチン、お風呂なども完備されており、安心だけでなく、快適に１週間を過ごすことができました。設備の１つ１つに患者を思いやる心遣いを感じ、暖かい治療院だと感じながら過ごしました。

治療は１日２回午前と午後、針治療と動作訓練法、リセプターの３つを受けました。先生方はみんなやさしくあたたかく、親身になって治療してくださり、不安な私に前向きな言葉をたくさんかけてくださったり、治療をしながら笑顔にさせてくださったり、本当に感謝しています。

来院した時には手で目をこじあけながら歩いていましたが、２日目の治療の後に散歩した時には、手を目にあてずに歩くことができました。水曜日の治療のあとには、開けづらかった歯みがき粉のフタも、楽に開けることができました。その日は、午後部屋にいる時は、ずっと目をあけておだやかな表情ですごすことができました。

木曜日の治療の後には精神的にもスッキリして、以前よりも目を開けて、デパートの中を歩くことができました。

金曜日には、公園から３０分かけて歩く間、ずっと目を大きく開けるように意識して歩くことができました。まだ１日のうち、しかめっ面をすることも多くありますが、１週間の先生方の様々な治療のおかげで目を開いている時間が少しずつ増えているように感じます。

会長先生も「大丈夫、絶対治るから。」と言って治療してくださり、前田先生も、笑わせてくださりながら治療してくださり、笑顔の大切さを教えてくださり、前田先生の奥様も、心の持ち方や人生相談にものってくださり、本当に申し訳ないくらい良くして下さいました。

そして私の細やかな変化や生活、心の様子に日々耳を傾けてくださり、話を親身に聞き出してくださった神先先生のおかげで、不安な気持ちを吹き飛ばすことができました。

お世話になった先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。必ず良くなろうと思います。