症例別施術例一覧

Case

多系統委縮症 55歳 女性

H22、4月頃から発症しており、H23、7月頃から車椅子を使用し、寝たきりになってしまった。

痰のからみが多く、呼吸がなかなか安定せず、涎も垂れやすく、のみこみが悪い。

調子がいい時は声をだせるが、意味のある言葉はでてこないので、会話をすることができなくなっている。

自力での保持がしにくく、ふらつきもあるので座っていると右側に傾いていき、支えることができない。

また、手足を思うように動かすことができない。

施術前の様子

・誰かに支えててもらわないと右側に倒れてしまう。 ・涎が多く、痰もからみやすい。 ・発語することができない。 ・便秘薬を服用しても出ないことが多い。 ・自分で思うように手足を動かすことができない。

施術後の様子

・自力での保持をする事ができるようになり、傾く事なく座っていられるようになった。 ・涎がほとんどでなくなり、痰ものみこめるようになったので、むせにくくなった。 ・発語は少ないが、よく声がでるようになり、意志がわかりやすくなった。 ・座っていると、自力で腕を動かせるようになり、顔がふけるようになった。 ・服薬と併用し、便がしっかり出るようになった。

スタッフからのコメント

ご主人より、針をするようになってから顔色がよくなり、意志が伝わりやすくなった。 いつか「あっちむいてホイ!」をしてみたいと。また、声をもっときけるようになれたら嬉しいと言われていた。