夏の養生③

夏の養生③ 「心」への対策

東洋医学で「心」とは、血液を送り出すポンプの役目の心臓だけではなく、精神、意識、脳の働きも含まれます。

顔色が悪い、唇が青紫、ドキドキする、不眠、多夢、イライラなどの症状は「心」の機能の黄色信号です。

また汗は「心の液」と言い、寝汗や汗のかき過ぎは「心」の機能の黄色信号です。

夏は気温が高くなり汗が出て「心の液」が出ていき、汗と共に気も消耗するためイライラします。

夏に激辛のものを食べると汗が出過ぎるので注意です。(禁止ではありませんので、辛さの度合い、食べる量に気をつけましょう)

「心」の機能を正常にするには、「心」を動かす血液の流れを良くすることが大切です。

血液の流れを良くして、精神を落ち着かせる食べ物には、ブルーベリー、クランベリー、プルーン、ライチ、ナツメ(ドライフルーツがおススメ)、龍眼(日本ではなかなか見ないフルーツですがドライフルーツであるようです)松の実、蓮の実、ゆり根、卵、小麦を使ったそうめんやうどんなどが良いそうです。

私は今までドライフルーツはあまり食べなかったのですが、食養生の勉強を始めてから、ドライフルーツを毎日少しずつ食べるようにしています。

ドライフルーツはスーパーでも売っていますが、龍眼やナツメなどは漢方薬局で売っていたり、インターネットならすぐに見つかります。

夏に食べるそうめんやうどんなどの小麦粉を使った麺類は、のど越しが良く精神安定剤となるようなのでお勧めです。

▼先日、中華料理店で八寶茶(はっぽうちゃ)を飲みました。

干し梅、ハイビスカス、菊、バラ、龍眼、クコ、丁字、ナツメ、氷砂糖が入っていて、夏のおすすめの食材がいっぱい入っていたので迷わずこのお茶を注文しました。

夏の養生のまとめをしましょう。

① 日光を十分に浴びて、陽気を蓄える

② 暑さ対策=身体を冷やす作用の食べ物を取る

③ 「心」への対策=血液の流れを良くする食べ物を取る

私も毎日すべての対策ができているわけではありませんし、良いと言われる食べ物それだけを食べたら良いというのではありません。

自分の身体に何が合っているのか、必要なのかを自分で知ることが大切です。

それはきっと「その日に食べたいもの」がその方の身体が欲している食べ物と思います。また、「その日に食べたいものを食べるのが1番良い」と帯津敬三先生は言っています。

私が夏に良く食べるものは、ゴーヤチャンプルー、もずく酢、もずくの天ぷら、タコ、しその葉入り焼きおにぎり、薬味たっぷりそうめん、簡単なものばかりです(笑)

果物の水分が飲み物よりも喉の渇きを潤してくれる事を知った今年は、丸ごとスイカを買って水分を取り、暑い夏を乗り切りたいと思います。

前田京子

違う業種の人の話はおもしろい

どうも。最近カレーよりハヤシライス派の水足です。

今回もゆるーく書かせて頂きます。

最近、約1年ぶりに友達と再会し仕事のことやプライベートの話で盛り上がったのでそのことについて書きます。

小学校からの友達で、ひとりは信用金庫で勤務、もうひとりは現場監督、そしてもうひとりは看護師の私含めて男4人組。

コロナの影響で、1年も自粛をしていると積もる話も多くなりますね。

話題となったのが、主に仕事の話です。

・最近の若い人は根性ない。

・これだからゆとり世代は。

とよく言われるみたいです。

私の同学年は平成7~8年生まれのゆとり世代に値します。

ゆとり=ゆるい

と称しやすく最近の若者はと揶揄されやすいです。

まあはっきり言ってこの件に関してはどの年代の方々も言われてきたことだと思います。

少し私の話をさせて頂きます。

私は高校卒業後、大学にはいかず整骨院で正社員として働きました。

当然、専門学校や大学に行っていないので無資格です。

主な仕事は物療の操作や、患者さんの誘導だったり雑務が基本となります。

現在は働き方改革などで労働が見直されていますが、当時働いていたところは1日14時間労働、週6日勤務で多忙な日々を過ごしていました。

そんな環境下の中で働き、よく言われていたことは「これだからゆとり世代は」でした。

なんやかんやで1年間働き、医療職にやりがいを感じたのでその後、専門学校に通うことを決めました。

あれから約8年が経ち、今思うことはどの年代にも同じことを言う人は必ずいるということです。

言ってくる人もいれば、言わない人もいる。

もし傷つくことを言われても、いつか見返してやると思って力に変えてみて下さい。

中にはゆとり世代を環境のせいにして何も出来ない態度を取る輩もいるようですが。

ちなみに信用金庫の友達は、昔朝礼で腐ったみかん呼ばわりされていたみたいです。

営業成績が悪く毎回怒鳴られてたみたいですが、今では成績トップクラス。

仕事ができ始め後輩をもつ立場になり、その信用金庫の友達は同じゆとり世代なのに「最近の子は根性ないし、環境のせいにする」と豪語していました。

一瞬、上司かとツッコミを入れようと思ったくらいです。

やっぱりこれは一生繰り返すものだと思います。

ここで言えることは、環境のせいにしても何も生まれない。

これに気づけるかどうかだと思います。

気づかない人はずっと環境のせいにするし、それが「最近の若者は」って言われることに繋がり、将来は相手にもされなくなります。

人生一度きり。

後悔しないように頑張ってください。

 

以上、何の話やねんとツッコみたくなるような話でした。

 

※最近嫌なことがあった訳ではないので心配しないでください。

 

 

 

 

 

今回の掲示物のテーマは・・・

こんにちは。鍼灸師の髙橋です。

いよいよ7月も終わり、8月に突入しますね~

 

みなさまオリンピックは見ていますか?

メダル獲得のニュースを目にすると、やはり嬉しいですね

 

そして院内の掲示物を新しくしました。

今回のテーマはずばり!『夏』です。

まぁそのままなのですが、

コロナ禍でなかなかお祭りなどもなく、ちょっと静かな夏なので、

掲示物だけでも楽しい感じをと思って貼りました(笑)

 

夏といえばやはり『スイカ』。

掲示物にもスイカを食べているシーンがあります。

 

みなさんスイカは食べましたか?

私はまだ食べていません。

 

スイカは中医学でいうと、

体の熱をとってくれる働き(解暑清熱)や、

体液を増やして渇きをいやす働き(生津止渇)があります。

なので夏の暑さで熱がこもった体や、カラカラな喉にピッタリな食材です!

 

ただ、小児のお子様には注意が必要です

体を冷やす作用が強いのもあり、まだ胃腸の機能がしっかりしてない場合は

スイカを食べすぎるとお腹の調子がわるくなる可能性があります。

 

あとは大人でも冷え体質の方や胃腸が弱い方も気を付けましょう

 

おいしいからといって食べすぎ注意です!

(あ、これはどの食べ物にもあてはまりますね笑)

 

他にも夏野菜(なすやきゅうり)にも同じような作用がありますし、

夏バテや熱中症対策にも、ぜひ日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか

 

 

やはり旬のものを食べるのが体にとって自然で、合っていますよね~。

あと「〇〇が食べたいなぁ~」とふと思うことはありませんか?

私はよく、その食材の匂いが急にしたり頭の中に浮かんできたりするので、

その時は迷わず食べるようにしています。体が欲しているのかなぁと。

(単に食べたいだけかもしれませんが。。。笑)

 

な~んにも食べたくない、食べたいと思わない方もいらっしゃるかもしれませんが、

そんな時もありますよね。。。無理に食え!!とは言いませんが、水分だけでもしっかりとりましょうね

 

鍼灸師 髙橋

 

※当院は夏期・祝日を含め休まず診療を行っております!

 

ご予約・お問合せはコチラから。

LINEでも可能ですのでコチラから。

 

 

脊髄小脳変性症(SCD)の治療でお越しのYさん!治療効果をあげる気づき力。

こんにちは。鍼灸師の髙橋です

今回は、先日宿泊集中治療に来てくださったYさん(70代男性)のご紹介です。

 

今までの経過としては、

6年位前に上を向いたときにふらつきを感じ、

1年9ヵ月ほど前に検査入院をして脊髄小脳変性症(SCD)と診断されました。

 

現在の症状としては、歩行時のふらつき、手のふるえ、尿モレ、足のむくみなどがあります。

そして今年の3月下旬に足(外くるぶし)を骨折し、現在もリハビリ中で、

足首の硬さもあります。

 

 

施術メニューは、

新脳針と3つのプログラム(リセプター療法・指頭感覚法・動作改善法)をうけて頂きました。

 

治療後の変化としては、

 

・尿モレが初日に比べて改善

・トイレで目覚めることなく寝れた

・足のむくみが改善された

・足首が動かしやすくなった

 

とご本人様より

 

治療初日から嬉しい変化が色々とあって、施術側としても嬉しかったです。

 

今まで色々な患者様を担当させていただいておりますが、

やはり小さな変化でも自分で気づく力があるのとないのでは、

治療効果が変わってくるなぁといつも感じます。

(ほかにも色々ありますが今回は割愛。また機会があれば

 

 

そしてYさんは、家でも朝に30分ほど足首を動かしたり、

色々と運動をしているそうです。すばらしい

 

運動も工夫しながら出来ることを続けることが大事ですね。

横になっていることが多い場合は、少しでも上体を起こして座る時間を作ったりするのもひとつかもしれませんね。

 

よく会長先生が「1日中立っていて下さい。寝たらダメ。」と言っていました。

たしかにその通りだなぁと改めて感じます。

 

ただ無理はせず、自分のペースで!

何事もやりすぎるのはよくないですからね。

 

 

そして今回ご紹介させて頂いたYさんですが、

このブログを毎日チェックしてくれているとのことです

嬉しいです!!!本当にありがとうございます!!!

 

Yさん、そして一緒に来てくださった奥様、1週間お疲れ様でした。

ぜひまたお待ちしております

 

 

鍼灸師 髙橋

 

NO.8 脳の構造と新脳針

NO.8 脳の構造と新脳針

いよいよ東京2020オリンピックが開始されました。

緊急事態宣言が発出している最中でとても心配しておりますが、
開催するからには安全・安心な大会として成功してほしいものですね。

さて、NO8
新脳針と脳の構造については

『針の痛みについて…』お話しいたします。

患者様の質問より鍼治療は痛くありませんか?
とよく質問されますが、鍼は痛みがあるのは当然です。
多くの患者様にとって、痛みはあるのは嫌な事ですが、痛みを感じる事は体制防御反応が働き、自然に身体の治癒力を高める事が考えられるのです。

 

鍼治療での痛みと脳で感じる状態についてお話させていただきます。

 

その痛みメカニズムの詳しく説明として…
痛みの感覚受容器から脳内物質が出て、
皮膚にある自由神経終末(神経の末端部)で感じ取られる感覚の一つなのです。
この発痛物質が自由神経終末(神経の末端)を刺激し、受けた刺激が神経線維(C繊維・Aδ繊維)に伝わり、電気信号として最終的に大脳の感覚野まで伝わります。
この様に痛みは皮膚が直接反応するのではなく、発痛物質という化学物質に置き換えられて、それを脳が感じているのです。

【破壊と再生理論】
鍼治療では、刺鍼により皮膚が傷つけられると、その部分を構成されている細胞が
破壊されカリウムイオンといった発痛物質(炎症させる物質)が分泌されるのですが、その後人間の自然反応(修復させる反応)が治癒能力を高めると考えられます。

つまり鍼治療の場合は鍼の痛みから、身の危険を感知しその部分から鎮痛物質(炎症を抑える物質)として神経伝達物質が発生し化学物質(自然治癒能力)に置き換えられてその過程から完治していくと考えられます。

また、お灸の熱さも痛みの感覚と似ているため、
『熱さ』=『痛み』の感覚があり、身を守るために重要な皮膚感覚の一つなのです。

身体を構成しているタンパク質は、熱さに弱いため
熱さに対する刺激を脳に伝え、修復させる反応も大切な自然治療を高める働きなのです。

皮膚は痛みや熱を感じる重要な感覚器でもあると言えます。

 

 

 

新脳針と脳の構造 NO.8最後のまとめとして…

①痛み刺激を身体から脳で感じとり生命を保つために動物特有のさまざまな神経伝達物質(ホルモン)を分泌する作用がある

②身体に鍼を刺し、組織の破壊があり修復(再生)する作用を持っている。

③自然治癒力が高まると免疫力を高める作用がある

④再生する過程で新陳代謝が高まり、毛細血管の拡張が起きる

針治療は痛みがあるのは当然で、患者様には毎回鍼治療をする度にしっかり痛みを感じていただき身体の治癒能力が高まるのだと理解していただければと思います。

こんな方々が今週も宿泊治療にお越し頂いております。

ついに開幕しましたね、東京オリンピックが・・・。

開会式の中継もテレビの前に釘づけ、というよりはチラチラ見ていた程度だったのですが・・・ でも、ある瞬間、私のテンションは最高潮に。

それは国歌斉唱の時ではなく、

長嶋さん、王さん、松井さんの聖火リレーの時でもなく、

大坂なおみさんが聖火を点火した時でもありません。

 

それは・・・

選手の入場の時です!

聞き覚えのある音楽で選手団が入場して来た時、思わず「『ドラクエ』やん!」ってなりました。それに『ファイナルファンタジー』も!

子供の頃に夢中でやっていたテレビゲームの音楽がこんな大舞台で・・・。

何だか一気にオリンピックが日本で開催されていることを改めて実感させられた瞬間でした。

このまま医療従事者の方々への負担が増えることなく、何とか無事にオリンピック競技が進行することを祈るばかりです。

 

患者さんにとって「もっと便利に!」ということで、当院も LINE を使って予約ができるようになりました。患者さんからも好評で、続々登録頂いております。電話が苦手、電話する暇がないって方はぜひ、ご活用ください。

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(*返信は診療受付時間のみの対応となります。ご予約の際は、ご注意ください。)

 

今週も全国から集中治療のために、当院の宿泊施設をご利用いただくのは、このような方々です。

  • 7月26日~7月31日 千葉県より 脳室周囲白質軟化症(PVL)の患者さん

今週も患者さんの症状が改善し、笑顔がたくさん頂けるよう全力で施術することをお約束します。

前田針灸接骨院:裏戸

 

追伸:オリンピックも2日目を終えた時点で、日本は金メダル5つ、銀メダル1つ。個人的には、オリンピックを楽しむ余裕もないであろう最前線に立つ医療従事者の方々やコロナと今も戦っている患者さんにもメダルをあげたいです。