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本日のオススメ本「夢をかなえるゾウ」水野敬也(みずのけいや):飛鳥新社

大阪に住んで30年以上が経ちましたが、初対面の人と話すと数分で「どこ出身の人?」と言われる、大阪弁をあまりマスターできてないらしいバンドウです。みなさんこんにちは。

しかしなんでしょうね?大阪弁。共通語とはいちいち違う、独特のアクセントにもかかわらず、何年経っても“雨”だの“箸”だの“先生”だの“ドラえもん”だのの共通イントネーションを、しばしば「ちゃうで」と指摘してきます。それをいうなら、違うのは大阪弁のほうだと思うし、実際問題ドラえもんなど「ぼくドラえもん!」とドラえもんが言ってる通りのアクセントで言っているにもかかわらず、直してくる。

ところでニュースでは、それぞれの地方でそれぞれの言葉で犯罪も行われているであろうに、他の地方であれば「犯人は『金をだせ、早くしろ』などと脅し・・」と伝えられるのに、大阪弁の場合だけ「犯人は『金出さんかい、早せえや』などと脅し・・」と、まんま伝えられます。・・なんで?

というわけで、本日のオススメ本は「夢をかなえるゾウ」です。

内容としては、自分がなりたいものになるにはどうするのか、好きなことをして生きていく方法などを書かれている本なのですが、インド神話のガネーシャを語り手として持ってきており、コミカルで、単調にならず楽しく読めるのが魅力です。

そしてこの、悩める現代の人間たちのもとに表れたインドの神様であるガネーシャは、なぜか関西弁のおっさんのように語るのです。何効果を狙ったものかはわかりませんが、なんとなく楽しく読めるのも事実です。

この本には主人公がおり、自己啓発を理詰めで説明するのではなく、このゾウに次々と課題を与えられ、こなしていくうちに人生が少しずつ変わってくというストーリー調になっています。読み進めるとともに自然と登場人物と同調し、色々な“大切なこと”に気がつかされます。何を積み重ねるべきか、見直すべきか。小さいけれどとても大事なことたち。

夢をかなえるゾウはシリーズ累計でなんと460万部を突破するロングセラーとなっており、注目度の高さからドラマ化や舞台化もされ2009年にはDSのゲーム化まで実現しました。

成功者の自慢を書き連ねたような、しょうもない自分語りの押し付け自己啓発本があふれかえっている中、こちらは数少ない“実のある”オススメ啓発本だと思います。

それでは次回は9月4日に。

 

大阪本院 事務総務 バンドウ