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芸術鑑賞のススメ

梅雨らしくなく、暑い日が続くこの頃ですが、皆さま体調を崩しておられませんか?

私、この晴れ間を利用して先日、乃木坂駅近くの国立新美術館にて開催中の

貴婦人と一角獣展に行ってきました。

15世紀のフランスで作られたとされるタピスリー(タペストリー)で、

「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」の五面と、残る一面が「我が唯一の望み」の六面の連作となっています。

展示場は半円形で、中心部から向きを変えることで六面全てを見る事ができる配置になっており、照明はやや暗めですがその分、荘厳な印象を受けました。

人は感動や喜びを様々なものから受けることができます。

絵画や彫刻、音楽や詩、映画、自然など関心や感動は人の数だけその対象は存在すると思います。

関心や感動は精神活動に繋がるA10神経の活動を活発にし、さらにドーパミンという神経伝達物質が分泌され、快感を生じます。大脳辺縁系で生ずる喜怒哀楽などの情動の源がこの神経と言われています。

このことから感動が脳を活性化するうえで重要だと思われます。

パーキンソン病や脊髄小脳変性症など脳の難病、うつや統合失調症などの精神疾患は脳を活性化することで進行の抑制、改善が期待できます。

触れて、見て、聞いて、嗅いで、味わって、素晴らしい体験が感動をもたらし、身体を良い方向に導いてくれるでしょう。

 

皆様はどのような望みをお持ちですか?

その望みをかなえるお手伝いをさせていただければと思います。

 

大嶋