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集中宿泊治療に来られたTさんの治療の様子をご紹介!

こんにちは!

大阪本院 プログラム担当 柔道整復師の太田です

今回は集中宿泊治療を受けられたTさんのプログラムの様子をすこしご紹介します。

Tさんはジストニアと言われる難病の中の斜頚と呼ばれる自分の意思に反して首が傾いてしまう症状を

少しでも良くしようと本院に来られました。

趣味はマラソンで「また走れるようになりたい」という思いもお持ちだったので私たちもその思いに

全力で寄り添わせてもらいました!

受けられたメニューは

・新脳針治療

・動作改善法

・指頭感覚法

・温熱療法

・リセプター療法

この中から温熱療法、リセプター療法、動作改善法の様子をご紹介します。


〈温熱療法の様子〉

Tさんは首が左下に向いてしまうのを必死に防ごうとして後頭部から腰にかけてすごく緊張していました。

その筋緊張を取り除きさらに副交感神経を優位にして体をリラックスさせる目的として温熱療法を行いました。


〈動作改善法の様子〉

 

動作改善法では過緊張した筋肉に電気刺激を加え緩めたり反対に働いていない筋肉にアプローチを

加え筋のバランスを整えて各関節の正しい動きを導き出します。

Tさんは頚左側、胸部、背中全体の筋緊張がみられたので刺激を加え

緊張を緩め、動きやすい様に調整しました。


〈リセプター療法の様子〉

リセプター療法では身体の様々な部位で感じる感覚を高め、そこから体の反応、反射も

高めてゆく事を目的とした運動療法を行います。

左の写真はボクシングのミット打ちをしている写真です。

目的としてはTさんは左に引っ張られ右に向きにくいので「ミットを打つ自身の拳を

顔を動かしながら追ってください」と指示して動きを引き出そうとしました。

右の写真は指先に棒を一つ置きそれを左右90度落とさないように動かしていきます。

この時も目と顔で棒を追い首の左右の可動域を付けていきました。

これら二つの共通している所は楽しみながら行ったという点です。

治療の一環ではありますが楽しんですることで症状に意識が向かずに改善できればと

思っております。


最終日には顔も晴々していて姿勢もそこまで気にならないくらいになりました!

1週間本当にお疲れ様でした!!

以上、治療の紹介でした!

今後もこのような紹介をしていくのでお楽しみに!

 

大阪本院 柔道整復師 太田 勇斗