パラリンピック発祥の地、ストーク・マンデビル病院&wheelpower訪問記
是非、ご覧ください。!
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パラリンピック発祥の地、ストーク・マンデビル病院&wheelpower訪問記
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Stoke Mandeville Hospitl & stokeMandeville Stadium Guttmann Centre(WheelPower)Visit
ストーク・マンデビル病院と併設するスタジアム(WILLPOWER)を訪問してきました。
私は2010年から2021年日本パラ陸上競技連盟に所属していました。
その間ロンドンパラリンピック、リオデジャネイロパラリンピック、東京パラリンピック
3大会トレーナーとして日本選手団のサポートをしてきました。
この病院はパラリンピックのトレーナーとしては憧れの病院なのです。
マンデビル病院はイギリスロンドンの北西部のアイルズベリー地区にありロンドン市内から電車で約1時間ほどの場所にあります。
ロンドン市内のメアリルボーン駅からイギリス国鉄で約1時間・・・窓からののどかな景色が続きました・・・
そしてStoke・Mandeville駅到着後は病院までStoke Mandeville・wayを約30分歩きました。
これまたのどかな風景が続く道路でした。
病院の正面玄関
マンデビル病院に到着!
イギリス国内でもトップクラスの総合脊損センターが設置され、多くの患者さんがこのセンターで機能回復に挑まれている素晴らしい病院です。
イギリス国立総合脊損センター ☆ Stoke Mandeville Stadium Guttmann Centre
あらゆる障がい者がスポーツを通じて健康で楽しいライフ生活を送る事ができるのか・・・、また競技レベルではいかに残された機能でパフォーマンスを発揮する事かできるか・・・
このような肉体的・精神的にも優れた回復プログラムを備えているマンデビル病院とwheelpowe(パラリンピックスタジアム)へ訪問する事が出来てたいへん光栄な事です。
※ストーク・マンデビル病院とパラリンピック発祥と言われる歴史は下記の㏋を参照に詳しくご覧ください。
1944年当初の所長であった ルートヴィヒ・グットマン博士は負傷した兵士たちに「障害ではなく、能力こそが重要である (It’s ability, not disability, that counts)」という言葉をかけ、『失ったものを数えるな! 残されたものを最大限に生かせ!』の名言を残されています。
イギリスでは第二次世界大戦中に負傷者が出る事を見越して専門別に病院が作られました。
マンデビル病院は負傷した兵士たちを治療するための病院として、特に脊髄の損傷を負った患者を受け入れる専門病院でもありました。ルートヴィヒ・グットマン博士は脊髄損傷患者のリハビリの一環として早くからスポーツを取り入れられました。
1948年にはストーク・マンデビル病院で入院患者によるスポーツ競技会が開かれます。
その競技会は4年後には国際的な両下肢麻痺者によるスポーツ競技大会へと発展しました。
stokeMandeville Stadium Guttmann Centre(WheelPower)
そして昭和35年(1960年)に、ローマでオリンピックが開催された同じ日に障がい者では初めてとなるスポーツ大会が同地で『ストーク・マンデヴィル競技会』「STOKE MANDEVILLE INTERNATIONAL GAMES」として開催されました。
その後4年後1964年東京オリンピックの年に正式な”パラリンピック”と名称が使われたのです。
パラとは(並行して、もう一つのと言う意味があります。)
この大会が後に現代のパラリンピックへと発展してきたのです。
詳しくは下記のHPを参照くください。
WikiPediaより他
参考資料
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◎
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%82%B9%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%AB
◎
https://www.shokeikan.go.jp/kikaku/byosho-field/post2.html
◎
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202102050082-spnaviow
WHEELPOWER
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https://www.wheelpower.org.uk/activities/yorkshire-sports-festival/
車いすリフトや麻痺があっても無理なく入水できるプール この日は子供がたくさん入っていました。
各種取り揃えたジムスペース・・・ちょうど新しいマシーンを入荷したばかりでした
もともとグッドマン博士の考えは負傷した兵士にリハビだけではなくスポーツの楽しみを与えると言った草の根の考えでもありことから、wheelpowerは単なるスポーツ施設という存在を超えて、障がい者だけではなく健常者も一緒に施設を利用しスポーツを楽しむ事が出来る。
そして、wheelpowerはパラリンピックを目指す発掘の場所ではなく、イベント(体験会)を通じて、パラスポーツの紹介や実際パラスポーツを体験していただく事で、障がい者本人が一生涯楽しむためのスポーツと出会える事で、趣味としてのスポーツや生きる力になる事がこの施設の価値であるとおっしゃってました。またスポーツ大会なども開催され、併設する宿泊施設を利用し各地から多くの障がい者が参加されるそうです。
年々、スポーツイベントを重ねるたびにパラスポーツも進化し、新たなNEWスポーツが開発されたり、用具や装具なども進化していると・・・
お互いの立場を理解し誰もがノーマライゼーション的な考えとなりうる社会を生み出す・・・それがwheelpowerの施設大切な価値なのではないかと思います。
wheelpowerの施設長のマーティン・マケルハットン OBEさん(Martin McElhattone OBE)
お迎えをぃただき施設のご案内をしていただきました。
マーティンは、1984年にストーク・マンデビルで開催されたパラリンピックでイギリス代表として車いすバスケットボールに出場したパラリンピアンです。
最後にグッドマン博士と記念撮影(もちろん銅像です)
今回のストークスマンデビル病院とwheelpowerの訪問は、難病患者様を扱う私にとって、たいへん勉強になりました。
グッドマン博士の残された言葉・・・『失ったものを数えるな! 残されたものを最大限に生かせ!』の名言をいつまでも胸に、
日々研鑽に励んで参りたいと思っております。
2023年12月7日
「京子の部屋へようこそ」を更新しました。
詳しくはコチラ ↓ ↓ ↓
今年も残すところ1か月となりました – 難病鍼灸治療と90年の臨床歴|前田針灸接骨院・銀座針灸院|難病鍼灸治療と90年の臨床歴|前田針灸接骨院・銀座針灸院 (maeda-shinkyu.com)
院長コラム『ちょっと診ましょう!』を更新しました!
「SCD・MSA・PDと新脳針」
詳しくはこちら
⇓
https://maeda-shinkyu.com/director/scd%e3%83%bbmsa%e3%83%bbpd%e3%81%a8%e6%96%b0%e8%84%b3%e9%87%9d/
SCD・MSA・PDと新脳針
いよいよ12月に入り、冬本番となってきました。
皆さまお元気でしょうか?
先日、銀座回診日の休日、奥多摩の川苔山(1360M)へ登頂してきました。
ちょうど紅葉は真っ盛りで、関東地方からの日帰り登山客で奥多摩地区はたいへんにぎわっていました。
東京から奥多摩行きの青梅線は朝のラッシュかと思うくらいの込み合いで、
しかも皆さんリュックを背負っての混雑状況・・・さすが都会の紅葉登山の行楽シーズンだと思いました。
【行程】
東京駅6:00→奥多摩駅7:45→川苔橋8:45→百尋の滝10:00→川苔山頂上11:30→鳩ノ巣駅14:30→東京駅17:00
奥多摩駅から川乗橋まで一般的にはバスに乗りますが、私は約50分徒歩で登りました。
川苔橋が登山口・・・ここからスタート
途中の”百尋の滝” マイナスイオンたっぷり
川苔山登頂 1363.2ⅿ 富士山が綺麗に見えました。
下山のピッチを早くしたら・・・時々発生する右膝の腸脛靭帯炎が発症!
膝を引きずりながら後半バテバテで鳩ノ巣駅に下山しました。
※楽しくてウキウキ!調子乗りすぎると・・・降りの膝痛で1時間はロスしました
鳩ノ巣駅から夕陽を浴びる・・・
この日は太陽からの光線と山、滝からのマイナスイオンをたっぷり・・・生きるためのエネルギーを吸収してきました。
いつも登山が出来る身体に感謝し、自然界からの蓄えたエネルギーを難病を抱えた患者様に分け与えられるように!
私の出来る限りのことを差し上げたいといつも思いながら山へ出かけています(^O^)/
さて、今回の院長コラム:
”ちょっと診ましょう” は当院の難病患者様の中でも来院が多い・・・
多系統萎縮症(MSA)
脊髄小脳変性症(SCD)
パーキンソン病(PD)
についてのリセプター療法についてお話いたします。
いずれも脳に関する退行性病変の症状であり、
歩行困難が主体となります。
リセプター療法とは・・・
その活動を通じて得た知識と感覚で一人ひとりに合わせたプログラムを難病の患者さまにも技術を提供したい思いで、
リセプター療法を考案しました。
HPリセプター療法について
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新脳針は頭皮に刺鍼し0.7mA超微弱電流を確率共振反応として頭蓋骨を通して脳に注入され、
確率共振反応は脳エリアの神経ネットワークを拡大し、それぞれの脳エリア役割情報を繋げようと反応します。
その新脳針と併用としてリセプター療法は身体から脳への反応を高める事が期待されます。
よく耳にするリハビリ・理学療法・運動療法・感覚統合療法を組み合わせ、楽しく愉快に・・・苦痛にならない事が、
脳に ”出来た!” ・・・成功体験として記憶・学習されるのです。
その患者様の病状に合わせ、伸ばせるところに注目し身体能力を上げる事を目的にしています。
パーキンソン病(PD)
脳内の中脳にある黒質という部分から作られるドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が作られなくなり不足することで以下のような症状が全身に現れます。
ドーパミンは快楽ホルモンと呼ばれ心を愉快にしてくれる重要な神経伝達物質なので、辛い悲しい時には出にくく、楽しい時や愉快な時に出やすい神経伝達物質なのです。
つまり辛い悲しい事が日常多いとドーパミンが出にくくなりパーキンソン病になりやすくなるのです。
顔の表情が乏しく仮面様の顔になり、手がフラフラふるえ、歩く時の一歩が出にくくなってくるのです。
だから・・・私は少しでも楽しく、明るく、陽気に患者様とリセプター療法の時間を作ります。
PDの症状としては・・・
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その他にも・・・
・便秘 ・腰痛 ・呂律が回らず声が小さい
・バランス感覚の低下(姿勢反射障害)
・うつ病 ・食欲低下 ・不眠
などが発症する事があります。
ノルディックポール歩行
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手足の連動を確認、スムーズな運動リズムを獲得できます。
バドミントンラケットでボールを落とさずに歩行
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視覚・聴覚・位置感覚から集中力をつけ、
手の振戦(ふるえ)にたいへん有効です。
写真にはありませんがミニハードルを使用し、
歩幅や足裏の感覚も学習いたします。
この写真のお顔は少し表情硬いですが、とてもおしゃべりして、
楽しくできました。
次に・・・
脊髄小脳変性症・多系統萎縮症(SCD・MSA)
神経難病の一つで、小脳を中心に中枢神経系(小脳、脳幹、大脳、脊髄からなる神経組織)が広く萎縮する原因不明の進行性の疾患です、中枢神経系のどの部分が障害されるかによって症状が変わります。脊髄小脳変性症(SCD)には非遺伝性のものと遺伝性のものがあり、非遺伝性は70%、遺伝性は30%と言われています。非遺伝性の中に多系統萎縮症(MSA)があります。
脊髄小脳変性症(SCD)・多系統萎縮症(MSA)の症状は難しい病気なので、リセプター療法を始める前に患者様の状態と日常生活について確認します。
この写真は、”構えの姿勢ポーズ”、あらゆるスポーツでこの構えの姿勢は身体の土台作りで、身体ポジションをとるにとても重要な姿勢なのです。
脊髄小脳変性症・多系統萎縮症(SCD・MSA)のリセプター療法は、
新脳針にオプションプログラムとしてリセプター療法を組み合わせた治療計画を立てていきます。
新脳針は萎縮して弱っている神経よりも残されている神経細胞を活性化させ、リセプター療法では、少しでも代償作用として残された機能を向上させることを目的に身体をフォローしていきます。
リセプター療法ではどこまで行動ができるのか、今、残されている能力をどのように使うかを考えを意識し、進行を抑え、現状維持を目指し、そして改善へと向かうように施術を進めていきます。
次の患者様はパーキンソン(PD)多系統萎縮症(MSA)を合併している状態です。
↑の写真
ぶら下がり健康器(鉄棒)では身体を長軸に伸ばします。
歩行する事が困難な患者様には立位状態で足踏みや手関節で鉄棒を把握し体幹を揺らす動作を行います。
ボールプレー(掴んで渡す)
視覚情報、聴覚情報からつかむ動作、離す動作など手足の位置感覚を高めます。
バランスボールに乗って上下・左右の体幹バランス力を高めます。
少し補助は必要ですが、かなりのバランス力がつきます。
いつも笑顔が絶えないNさん、
この日も元気にリセプター療法を頑張りました。
皆さま、単純な動きですが、たいへん機能的に向上し、少しでも歩行しやすい身体つくりができるようになってきたと、
感じていただいています。
無理なく、楽しく笑顔で出来る運動がリセプター療法なのです。
いよいよ、年末も近くなり、冬本番となってきました。
身体は寒いと硬直し、神経伝達も弱くなります。
少しでも温かくし、動きやすい身体を習得して、寒い冬を乗り切りましょう!
皆さま・・・お元気で!
ホームページが外国語翻訳対応可能となりました。
画面上部のバナーから言語をお選びください。
院長コラム『ちょっと診ましょう』 更新されました。 筋ジストロフィーについて
是非、ご拝読お願いいたします。
内容はこちら
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とても暑い夏がようやく終わり、
残暑から秋の足音が聞こえるようになってきました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか~
今年は観測史上最高温度を記録したそうです。
これから夏の疲れがでるころなので、
くれぐれも体調管理にはお気をつけ下さいね。
最近、私はイメージチェンジで、髪、髭を伸ばしています。
髪・髭を伸ばす事で新たな自分の顔作りと少し違った思考が生まれる事にも期待しての事ですが…
少し見窄らしいと思う患者様もいらっしゃるかもしれませんが、少しの間、大らかな気持ちで見守っていただければありがたいです(笑い)
脚の悪いチャチャは寝ている事が多いので、ついつい私も一緒に寝てしまいます。
さて、今回の院長コラム『ちょっと診ましょう』は最近、当院で患者数が多い、『筋ジストロフィー』ついてお話したいと思います。
前田中国医学研究院グループでは、古くから大人、子供に限らず筋ジストロフィーの患者様が来院され、
さまざまな筋ジス症状の方と向き合ってきました。
筋ジストロフィーは骨格筋肉の壊死や再生を主とする遺伝性筋疾患の総称であり、
その中には多数の疾患が含まれ原因遺伝子によってさまざまなタイプがあります。
そしてタイプごとに発症年齢や症状が異なっています。
代表的なものとして以下のタイプに分類されます。
・デュシェンヌ型筋ジストロフィー
・ベッカー型筋ジストロフィー
・福山型先天性筋ジストロフィー
・顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
・肢帯型筋ジストロフィー
・筋強直性ジストロフィー
これらの症状はいずれも筋肉の機能に不可欠なタンパク質が異なる遺伝子であり、
遺伝子の変異が生じるため、身体に含まれるタンパク質の機能が障害されて細胞の正常に
機能が働かなくなり筋肉の 変性 壊死が生じてきます。
そして筋や脂肪が萎縮して線維化となり筋力が低下し運動機能など各機能障害が発生してくるのです。
〇
代表的なタイプに
デュシェンヌ型筋ジストロフィーがあります。
主に、男児に発症する疾患です。
幼いころはハイハイや立位になる事が他の子供よりも遅い、太ももや膝に手をついて立ち上がるなど少し動きがスムーズに動かない事が気になります。(Gowers徴候)
また歩行がしにくく転びやすくなるのが2~3歳ころに気付かれ12歳頃には歩行困難となります。
〇
ベッカー型筋ジストロフィー
デュシェンヌ型より症状は軽いですが運動時の筋肉痛が目立ち16歳頃には歩行困難となりやすいタイプです。
〇
福山型先天性筋ジストロフィー
日本人に多く発症する疾患です。
生後6か月頃から症状が現れ首が座らない、手足などの運動が少ない、表情が乏しい、知能的な遅れなどが気付かれます。
〇
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
特に肩から腕、顔から胸にかけて筋肉が衰えゆっくりと筋力が低下する進行型疾患です。
ほとんどが20歳までに症状が現れますが、発症の時期は幼児期から壮年期まで差があります。
症状が進行すると、筋力の低下は全身に広がり、最終的に歩行困難となります。
〇
肢帯型筋ジストロフィー
上記に述べたタイプ以外の筋ジストロフィーであり原因が不明な症状を含んでいます。
発症年齢は、幼児期から壮年期までさまざまですが、体幹や体幹部に近い筋肉の筋力低下がみられ、全身の筋力低下が進行します。
〇
筋強直性ジストロフィー
四肢や体幹の筋肉以外に、内臓、心臓、内分泌臓器などの他臓器を障害する疾患です。
目にも症状が現れ瞼を開けにくい、他の人に手足の力を入れられたり、たたくなどの他動的な力を受けると、筋肉の持続的な収縮が起きてしまうミオトニア(筋強直)という症状がみられます。
(※ミオトニア、筋委縮(筋肉が細くなる)、筋力低下が代表的な症状)
新脳針とジストロフィーについて…
日本で筋ジストロフィーは難病であり不治の病と称されることが多いですが、
私は治すと言う概念より、その人(その子)が持つ残された機能を最大限に発揮させることが大切だと考えています。
難病治療はとても難しいけれどその人(その子)が前向きに病に向き合い、脳と心の神経ネットワークをフルに使い、
そして身体に呼びかけるメッセンジャーで生きる力を湧いてくると信じています。
多く通院されているジストロフィーの患者様がいますが、その中でTくんでご紹介したいと思います。
Tくんは…
3年前より通院(小学生6年生)
新脳針 + 3つのプログラムで、ほぼ週一回のペースで来院されています。
Tくんには以下の施術を主に繰り返しています。
・頭部から顔、喉、胸郭など部飲み込み、心肺機能、呼吸、膀胱機能を上げる為の配穴、刺鍼して電気鍼(新脳針)
・つかむ、投げる、渡すなど動きの感覚、立位の感覚、揺らす、ふるえる、たたくなど位置感覚 これら感覚を統合させるための運動(リセプター療法)
・筋力を落とさないための動作改善法、筋力が弱くなっている部位に対する超音波、マイクロカレント、ハイボルテージの注入(動作改善法)
・湾曲や側弯、関節拘縮など歪んだ骨格を元に戻す為の手技療法(オイルマッサージやストレッチ、整体的なテクニック)(指頭感覚法)
・いろいろお話をして舌、開口、表情、などの動きを取るための(指頭感覚法)
・脳と骨髄をはじめ全身に熱を加え、各筋肉、靭帯など拘縮している関節の緊張を和らげ、血流促進により代謝機能、免疫機能を高める(温熱療法)
※
過度な運動・筋力トレーニングは逆に筋繊維を痛め症状を進行させてしまう可能性がありますが、
当院独自に開発した【新脳針 + 3つのプログラム】は東洋医学の理論に基づき “筋ジストロフィー” に対して
自然治癒力を高め少しでも進行させないための療法であります。
また、筋ジストロフィーの治療にプラスして当院では発達障害や機能低下した精神的なアプローチも行い気力体力ともに元気になっていただけるよう全力を注いでおります。
新脳針=新脳針による施術は筋肉に刺鍼し一時的に筋繊維を破る事で破壊を生じますが、髪の毛ほどの鍼(0,2ミリ)は人の皮膚をいったん破り組織を破壊しますが、
人が本来備持つ遺伝子に組まれている破壊と再生機能は、自然治癒能力として傷ついた繊維をより多く修正させることが期待できるのです。
頭皮に刺鍼し0,7mmA微弱電流を注入 確率共振反応から脳内の神経ネットワークを広げ治癒力を高めます。
※神経ネットワークとは…人の脳内部で情報の処理や記憶を行うために微小な神経細胞(ニューロン)が相互に網状に繋がった状態の事であり、脳全体にわたり長く配線する事で情報が伝達され、運動、感覚、論理的思考から注意、言語など多様で高度な知能を作り出すこと。
新脳針療法

頭から足先まで全身に針を打ちます。
リセプター療法
まずは院内をお散歩
いろいろな物を見て立位・歩行の疑似体験を行います。
立位ボードで移動し歩行の疑似体験をすることで、脳から体幹、四肢へと運動指令が発信され、
視覚、聴覚など五感と共に ”立つ” と言う動作が学習されます。
立位状態で上肢を挙上し手で鉄棒をつかみ保持しています。
ぶらさがり器具を使い、つかむ、握りながら指を移動する、
つかんでいる状態で鉄棒を揺らし把握力を維持させます。
お母さんとキャッチボール…
少し離れた距離でも楽しくキャッチボールが出来ます。
ボールをつかむ、タッチ、つかんで投げる…など立位の状態で後ろから動作補助して動きを記憶させます。
動作改善法=ハイボルト高圧電流(ハイボルテージ)で筋肉の奥深くまで電流を流し筋金ポンプ作用で血流を促進し神経伝達を高め脳からの運動指令を伝えます。
(伊藤超短波 EU910)
高圧電流のハイボルトを注入することで、電子エネルギーの力で筋肉を収縮させる事が出来ます。
この反応は自分で運動している時と同じ神経を使い、脳で運動指令が発して動作がなされている事になるのです。
筋ジストロフィーは症状にあわせて、筋力アップと言うより、運動神経の伝達を促通させます。
(大腿四頭筋の筋肉にアプローチ)
(背部から腰部の筋肉にアプローチ)
自分で考え手足を動かし、一つの動作が出来る事を目指します。
指頭感覚法=筋ジストロフィーは脊柱側弯や足関節の拘縮が発生しやすく、適切な手技で身体のバランスを整える事が必要です。
股関節膝関節など関節のアライメントを調節し、少しでも歪みや筋拘縮が起きないようにいたします。
肩甲骨の動きと肩周辺の筋バランスを整えます
肩甲骨の動きや脊柱のアライメントを矯正します。
寝返りなどの動きを確認し、代償作用を含んだ動きを学習いたします。
温熱療法=約80度の熱刺激を四肢体幹に加えるることで、骨髄血液増量、代謝亢進、筋肉への血流増進、脳脊髄液の流れを促進、
人間は温める事で免疫力が高まり、生きていく上で体温を上昇、維持できる能力をつける事はとても大切な事なのです。
(筋ジストロフィーの患者様には3つのプログラムに加えて温熱療法を施術いたします)
筋ジストロフィーは筋繊維が萎縮し、血流が乏しくなり、体温も低下す傾向にあります。
温熱療法は身体の残熱効果をもたらし正常な体温が維持できます(15分の施術で約6時間残熱できる)
そして免疫力を高め自然治癒力を高める事が期待できます。
当院の施術を受診された患者様の喜びの症例があります。
⇓
https://2024.maeda-shinkyu.com/care/intractable/pmd/
現在のTくんの状況
当院に通院されて約3年ほどになりますが、日により運動機能や体力の差はあるものの、ほとんど進行せずに症状が抑えられています。
先日は車いすの乗り換えが一人で出来ました!
上肢の挙上に力を入れやすくなったと…
ベッドから車いすへ移動できた後は皆で拍手喝采となりました。
症状が気になり病院へ行き筋ジストロフィーと診断され、辛い思いを抱えられているご家族様に私達が出来る施術をお伝えしたいと思いこの記事を書きました。
筋ジストロフィーは、完治する事は難しいかもしれませんが、
上記に述べたように【新脳針 + 3つのプログラム】 は少しでも進行を遅らせ
その人(その子)が持つ治癒力を高める可能性はたくさんあります。
病院での診断がたとえ不治の病といわれる筋ジストロフィーだとしても、
進行を遅らせる、今の状態を維持、改善など…
ご本人がまだまだ活動したい、子供がワクワク遊びたい、など自然に意欲が湧き諦めない気持ちを持つ事は、
改善や治癒にむけての身体は共に頑張ろうと脳から全身へとメッセンジャー物質が組織に呼びかけ、自己治癒力へと踏み進んでいるのです。
その人(その子)が持ている残された機能を最大限に発揮させる手段は当院にはいろいろあります。
だから絶対に諦めないでほしいと思います。
最近大きくなったTくんとのツーショット!
来年は中学生!
いつまでも愛虚あり、とても可愛いいTくんの施術を私も頑張ります(^^)/
こんにちわ!鍼灸師の石丸です!!
猛暑猛暑の今夏ではありましたが、やっとこさ涼しさが感じられるようになりましたね。
東京は8月全てが真夏日と、ちょっと何言ってるかわかんないというレベルでした![]()
日中が過ごしやすい季節になりますが、少しずつ朝晩冷え込み寒さも感じるようになります。
夏バテ等、暑さのダメージを引きずっていると風邪寒邪にやられちゃいますので気を付けましょう![]()

今日は身体がすっきりする入浴法をご案内します![]()
鍼灸学生時代に教わったのですが、「温冷交代浴」というものです。


早速やりかたをご案内しましょう!
①.お風呂の前にしっかりと水分を取る
②.15℃くらいの冷水を30秒あびる
③.40℃くらいの湯船に30秒つかる
④.②と③を交互に10セット
⑤.最後に冷水を30秒あびる
⑥.水分をしっかり取る
何度が冷水をあびると、身体の外にバリアが張られているような感覚になります!

冷水をあびたのに、身体の芯から暖まるような不思議な感覚です![]()
温冷刺激を繰り返すことで、血管の拡張と収縮が繰り返され循環機能があがります。
それに伴い局所に留まっていた疲労物質等が流れることで疲労回復効果が出ます。
この温冷刺激は自律神経も刺激し、ONOFFを繰り返すことで自律神経を整える効果もあるんです。
交代浴をした夜は全身スッキリし、睡眠の質がグッと上がりました![]()
サウナで身体を整えるような感じですね![]()
心臓への負担も大きいので、循環器系に不安があったり、高齢・体調が悪い方はやらないで下さいね![]()
健康の為の入浴法ですが、ある意味お風呂でのヒートショックを起こしているような状況なのです![]()

後ですね…
私はヘタレなので、効果が落ちるとわかっていても最後は温浴でしめていました![]()
最後は冷水で血管を収縮させたほうが熱が身体にとどめやすいのですが…まぁ気持ちが負けました![]()
寒くなってから温冷交代浴をするのは冷水のハードルが高いので、
ちょっと涼しくなった今、ちょっとお試しで身体を整えてみてはいかがでしょうか?
途中でもお伝えしましたが、身体の負担も大きいのでやりすぎには要注意です![]()
酷暑の疲れを取り除き、冬に備えましょう!
東京分院 銀座針灸院
鍼灸師 石丸
9月も暑かったですね~。
お彼岸を過ぎて、朝夕は秋の気配がしてきました。
ようやく本院エントランスの寄せ植えも秋バージョンに変わりました!
花の名前は後ろから
・けいとう~アジアンガーデン~
・アルテルナンテラ
・ギバナコスモス
・クフェアタイニーマイス
夏の花とは違って秋を感じる寄せ植えに私自身が癒されています。
もう一つの秋の寄せ植えは、駐車場の壁にかかっています。
・カメルーンデージー
・トウガラシコンガ
カメルーンデージーは去年も植えて、鉢から垂れ下がるのがお気に入りで今年も植えました。
当院の前を通りかかる方、治療にお越しになられる患者様にお花のパワーをお届けします。
副院長 前田京子








動画で見る大阪 前田鍼灸院
少し古いですが2017年の紹介動画です




大阪 前田鍼灸院 創立100周年記念
ホンマルラジオ
"ぼちぼちでオーケー"
3回シリーズ出演しました
第1回
大阪 前田鍼灸院とは
第2回
前田先生と大阪 前田鍼灸院とは
第3回
教えて前田先生!
楽しく、わかりやすく
話しています!
ぜひ聴いてみてください