桜の時期もあっという間に終わり、新緑の美しい時期になりました。
我が家のチャチャは歩けないので抱っこが多くなりましたが落ち着いて嬉しそうな表情を見せてくれます。
先月、銀座針灸院から宿泊集中施術でお越しくださったMさんが仰ってくださった言葉が印象的でしたのでご紹介します。
大阪に来る前に銀座針灸院の先生に「宿泊集中施術を楽しんできてくださいね!」と言って送り出してくれたそうです。
宿泊集中施術の最終日に「その意味がわかった」と言ってくださいました。
宿泊集中施術では、新脳針療法に加えて、動作改善法、指頭感覚法、リセプター療法、温熱療法のオプションメニューがあります。
それを患者様の状態に合わせてプログラムを組んで午前、午後とやります。
新脳針療法1回、オプションメニュー3つを受ける方が多く、時間は各2時間ほどかかります。
これを午前と午後と2回行いますので、案外忙しいです。
病院のリハビリ入院をされた方からは、1日にこれだけの事をやってくれるので身体の動かし方がわかるようになった」と言ってくださる方もいらっしゃいます。
Mさんは2年ほど前までフルマラソンを走り世界各国のマラソン大会にも出場していたスポーツマンでしたので、多系統萎縮症(MSA)という病名を付けられてから、できなくなる動作に不安を感じ笑えなくなっていたそうです。
それが新脳針療法で鍼を受けている最中は担当の髙橋先生と女子トークで大笑いをし、リセプター療法ではプログラム担当の太田先生とジョークを交えながら身体を動かしているMさんは大きな声で笑っていました。
そして「しばらく笑うことを忘れていました」と言ってくださいました。
さすがMさん!!
笑うことの大切さを自らの言葉で語ってくださいました。
笑うことで脳はふわっと良い状態になり、神経伝達物質も飛び交うのです。
逆に不安や緊張は神経伝達物質が出なくなり、脳も動かなくなり身体も動かしにくくなります。
私たちの新脳針療法も頭部に鍼を打つことにより、神経伝達物質の働きをよくすることを目的としていますが、笑うことも非常に重要と考えています。
不安や悩みは生きていれば誰にでもあります。
1日1回病気の事を忘れて自分の幸せを1つ思い出してみませんか?
その小さな幸せの積み重ねが大きな幸せとなり脳を喜ばせることになります。
本院の宿泊集中施術に来てくだされば、大阪の街の雰囲気が明るい気持ちにさせてくれると皆さん仰ってくださいます。
銀座針灸院の山田先生、石丸先生も楽しい性格ですが、大阪の先生たちはさらに明るい性格です。
1日1回自分の中の小さな幸せを数えてみませんか?自戒の念も込めて・・・
前田京子