7月に入りましたが、もう既に梅雨は開けております。
毎日35度を超える猛暑となっておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
先日、私は奈良県と三重県にまたがる大台ケ原へトレッキングに行ってきました。
東大台コースは約4時間、比較的初心者でもゆっくりと歩けるコースです。
この場所は、大台ケ原の名所「大蛇くら」…、まさに息を飲む!と言える大パノラマ!
ビュースポットです!
大台ケ原のトレッキングルートには日出ヶ岳(1695m)があり、
天気が良い日には富士山が見えるそうです。
広大な景色に圧倒され、またまた元気もりもりで帰ってきました。
何より健康が一番!
毎日の診療、頑張ります!
さて、今回 NO.17 脳の構造と『新脳針』
〝ちょっと診ましょう“は、ジストニアについて…
自分の意志から身体の動きがうまく伝わらず、
異常な動きとなって動作に支障をきたす症状です。
パソコン操作のし過ぎや書物の書きすぎなど指の操作に支障をきたす『書痙』や
音楽家など、
集中して練習のし過ぎによる異常な動きで、演奏に支障をきたす『フォーカルジストニア』、
その他精神的な緊張などからあらゆる場所に症状が出るジストニア。
少し厄介な症状ですが、しっかり施術していただくと、かなり改善される方は多いです。
この内容は当院の待合室に設置している、ご自由にお持ち帰りできる
リーフレットの内容をご紹介いたします。
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医師の治療を受けながら、「新脳針治療」を併用しよう
というジストニアの患者様が、多くいらっしゃいます。
『ジストニア』とは・・・
『ジストニア』は、筋肉の異常な緊張により手や足や顔面が痙攣し、さらに
ひどい時には体がねじれるものです。局所タイプと全身タイプがありますが、
代表的なのは首がねじ曲がる「痙性斜頚」と、字を書こうとするときに起こ
る「書痙 ( しょけい)」で、これらは生活上、大きな障害となります。ジスト
ニアは命にかかわる病気ではありませんが、原因がわからない場合は長期化
し、体のあちこちのしびれやマヒが広がっていきます。
~ジストニアの種類~
【特発性捻転ジストニア】
原因不明のジストニアで、多くは 5~15 歳位で発症し、筋肉に異常な収縮がゆっくりと起きて、
体がねじれたり回転したりします。
【書痙(しょけい)】
字を書こうとすると、手に筋けいれんが起こる病気で、文字が書きにくくなります。
【フォーカルジストニア】
音楽家に特有な症状で、ピアノ・ギター・フルート、サックス・ドラムなど手指、下肢、唇、舌などに
異常運動が発生し、演奏に支障をきたします。
【眼瞼けいれん】
まぶたが繰り返し不随意に閉じるジストニアです。発症当初は片方の眼だけに起こることも
ありますが、最終的には両方の眼に起こります。眼瞼けいれんは視力を大きく損ないます。
【痙性斜頸】
首の筋肉に起こるジストニアです。
【痙性発声障害】
発声を制御する筋肉が障害されて緊張がおきます。
【遅発性ジストニア】
精神疾患に用いる向精神薬の影響で出現するジストニア症状です。
★なぜ「新脳針」がジストニア治療に良いのか?
まず、「新脳針」は、細胞の破壊と再生を繰り返します。これは鍼(はり)を打つことで
一旦組織の破壊が起こり、身体はその破壊された部分を修復しようと反応します。
つまり代謝が高まり、神経や組織細胞の自己修復が起きるのです。
ジストニアは不随意運動であるため自分の意志とは関係なく動きます。しかし以下の様な治療
による経過をたどり、更に新たな組織が出来る事によってジストニアの各症状も軽減されます。
①(新脳針)運動区、感覚区を中心とした各エリアに刺鍼します。
②刺鍼した針に 0.7 ミリアンペアの超微弱電流を注入します。
③刺鍼注入した刺激を、脳波が大脳皮質ニューロンの活動電位として記録します。
④興奮している神経を和らげ、逆にリラックスさせる神経を活発にさせて、神経バランスを平常化させます。
⑤ジストニアの原因となる不随意運動の電位を安定させます。
⑥ジストニアによる不随意運動を静止させます。
*①の新脳針以外にも、頸部の緊張している筋肉部分に刺鍼し、強張った筋肉を緩めていきます。
注射を中止しても、念願の海外旅行に
行くことが出来ました。(男性:47 歳)
【経過内容】
約 4 回目➡首の痛みが楽になってきた。
約 11 回目➡痛みやけいれんがほとんどなくなり、
首を静止できるようになった。
約 30 回目➡医師と相談のうえ、注射を中止。
約 5 か月後➡不随意運動が軽減し、念願の旅行に
行くことができた。
~ 症 状 ~
7年前から首が動かしにくくなってきた。
その後徐々に首の傾きや痛み、痙攣がひ
どくなった。
※病院では3カ月に1度の “ ボトックス注射 ”
による治療を続けたが、 一時的に治癒して
は、また痛みや痙攣、の繰り返しだった。
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「100%良くなった!」とおっしゃって
いただけました。 (男性:40 歳)
【経過内容】
約 14 回目➡仕事のパソコン作業が、両手で出来
るようになった。
約 20 回目➡調子が悪い時でも、以前よりは重症
化しないようになってきた。
約 60 回目➡時々小刻みにピクピクするが、 大き
く動くことはほとんどなくなった。
約 10 か月後➡凝りはあるものの、不随意運動が
あきらかに減った。
約 15 か月後➡首の表面がかなり柔らかくなった。
約 16 か月後➡本人曰く「100%良くなりました!」
とのことで、治療終了。
~ 症 状 ~
引っ張られたように顔が左を向く。
頭頸部が勝手に動く、縮こまり感がある。
右肩上部の痺れや硬さ。
※精神的ストレスによって症状が増悪し、睡眠
や食事も充分にとれず、大変苦しい状態
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各所の緊張が次々とやわらぎ、痛みも
軽減しました。 (男性:48 歳)
【経過内容】
約 10 回目➡左肩甲部の痛みが軽減。その後も治療
ごとに背部の緊張がとれてきた。
約 20 回目➡側屈も和らいできて、真っ直ぐに静止
できるようになった。
※現在は間隔をあけながら継続中。
~ 症 状 ~
痛みを伴う左頸部側屈のジストニア
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医者からも「不随意運動が軽減している」
と言われました。 (男性:53 歳)
~ 症 状 ~
5年前から肩凝りがひどくなり、そこに
精神的なダメージが重なって発症。
病院では「頸部ジストニア」と診断される。
【経過内容】
1回目➡夜、ぐっすり眠れた。
7 回目➡緊張が緩和して動きやすくなった。
「調子が良い」と自覚される。
約 15 回目➡病院で医者に「かなり不随意運動
と緊張が軽減している」と言われた。
約 20 回目➡「かなり調子が良い」との自覚から、
病院でのボトックス注射を中止。
約 30 回目➡更に調子が良くなり、リラックスし
ている時には、ほぼ静止で真っ直ぐ
向くことができるようになった。
※以降も安定した状態を保ちながら治療継続中。
★待合室リーフレット★
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