京子の部屋へようこそ

Kyoko's Blog

初めての宿泊患者♡

今週、河内長野市から70代の脊髄小脳変性症の男性のF様が初めての宿泊治療でした。

仙台に住んでいる一人娘さんが当院を調べて申し込みしてくださいました。

娘さんは来られないのでとお土産と共に手紙を送ってくださっていました。

お父様、お母さまを心配する娘の気持ちが丁寧な文字に表れていて胸が熱くなりました。

初めての宿泊では皆さまご飯の心配がありますが、当院では食事の提供はしていませんのでお弁当を注文してもらいました。

出来立ての配達はなかなかないのですが配達してくれるお弁当屋さんが2か所あり、受付で注文を代行しています。

私のおススメのお弁当は駅のパントリーというスーパーのお弁当で1個平均700円ですが美味しいです。

そちらをSさんにはお勧めして何度か買ってきて喜んでいただきました。

(他の患者様も遠慮なしにお申し付けください。)

Fさんはふらつきがあるので転ばないようにと貸し出し用車いすを使って最初何日か院内を移動していました。

木曜日からは慣れてきて奥様と2人3脚で息を合わせて歩いて診療室まで来られました。

皆さん木曜日頃から慣れてくださるようです。

昨日は奥様とゆっくりお話も出来ました。

奥様にいろいろお手伝いをしてもらう状況をFさんは「申し訳ない」と謝るので「申し訳ないではなく、ありがとうと言

ってね」と娘さんから言われると聞いて、「その通り!!」と思いました。

病気になったことで家族に迷惑をかけていると思っている患者様は多いのですが、是非「ありがとう」という言葉を連発

して欲しいと思っています。介護をする側は「ありがとう」の言葉で元気になること間違いないです。

病気になって出来ないことを数えるのではなく、出来る事を数えてそれをFさんに話しているという奥様、

本当にその通りです!!素晴らしい考え方です。

脊髄小脳変性症の委縮した脳を元に戻すことはできませんが、考え方を変える事により、今まで使っていなかった脳を

自分で活性することはできます。

私達の「新脳針療法+オプションプログラム」も脳神経の活性化を目的として施術しますが、考え方がプラス思考の方は

さらに良くなる方をたくさん見てきました。

Fさんの奥様と娘様は素晴らしい前向きな考え方です。

次回は1週間ではなく1泊2日で予定してくださるとの事です。

なかなか1週間の宿泊治療が難しい方もいらっしゃり、1泊2日や2泊3日で来て下さる方が増えてきました。

宿泊のご予約は基本的に1週間の方を優先していますので5Fは難しいかもしれませんが(空いている場合には5Fのお

部屋をご案内いたします)現在宿泊のお部屋は5Fが2部屋、4Fが1部屋、3Fが3部屋あり、全室満室になることはあ

りませんので直前のご予約でも可能かと思います。

宿泊治療は3回来ていただけたら、当院の施術の考え方、家でのお過ごし方、食事療法などアドバイスできると考えています。

もうすぐ4月です。

春はスタートの時期です。

皆様どうぞ気持ちを前向きに過ごしていただきたいと思います。

前田京子

春は黄色とブルーの花が元気を与えてくれますね!